山下達郎 PERFORMANCE 2018
※山下達郎さんへ愛が駄々洩れの長文となっております。マリンの話は下の方です。
セリーヌ・ディオンの感動からたった3日。またもや感動で感激の極上のライブを体験することが出来ました。
この数年、応募しても落選し続けていた山下達郎さんのライブにまさかの当選、しかもセリーヌの3日後(笑)。送迎するパパも大変よ。朝は早く起きて野菜の収穫、無人売り場に出しておき、午前中にもろもろの作業を終えて、お昼を食べたらすぐにシャワー浴びて…。まあ、運転が大好きというのと、昔の仕事仲間の所へ寄れるし、寄ってみたいお店に行くこともできるし(今回の渋谷はタワーレコードと東急ハンズ)それなりに楽しんでいるようです。こうしてパニック持ちでも大勢人のいるところへ行こうと気持ちにさせてくれるセリーヌや山下さんの力はとっても大きいですが、やっぱり縁の下の何とかのパパがいないと行かれんわ…。よくぞ気持ちよく送り迎えして、送り出してくれます。感謝しかありませんわ…たまにムカつくけど…
↑↑さて、以前から調べてわかっていたことがありまして。ライブで必ず歌う【Let's Dance Baby】ではお客さんが『心臓に 指鉄砲』というところでクラッカーを鳴らすというお約束(?)があるようで、ついに私もそれを使う日がやってきたというわけです。前日に母と買い物に行ったときにダイソーでクラッカーを購入しました。色んなサイズや種類(リボンが飛び出すもの、音だけのもの)があるんだけど、とりあえず一番小さいサイズで7本入りを購入。7本か…あと6回はライブに行かなくちゃーなんて笑っておりましたよ。
出発は3時、カーナビでは1時間後の到着となっていましたが…高速で事故渋滞があり…本当にハラハラしました、間に合わなかったらどうしよう。
何とか4時40分頃到着。すでに顔写真入りの身分証明書とチケットを照らし合わせる長蛇の列が出来上がってました。達郎さん、チケットの大量買い占め業者によるチケット転売にかなりご立腹のようで、チケットには購入者の名前がしっかり印刷されており、入場する時には顔写真入りの身分証明書と同じ名前でないと入場不可となります。その時に返金もないそうです。有効期限内のものでもないとダメだとか。同行者にも同じように顔写真入りの身分証明書が必要だそうです。これはもう仕方ありません、達郎さんがそうしなきゃダメというならば従うしかありませんよ。中には本当には入れない人もいたそうです。チケットサイトからはライブ数日前にメールが来て、入場の際の注意事項の確認をしっかりしてくださいとありました。
ま、私は去年末に超特急で取れた運転免許証が初めて身分証明書として役に立つときが来たというわけです。本人確認、しっかりされました。写真と顔を照らし合わせてしっかり見られます。帽子をかぶってた女性は帽子を取ってくださいとまで言われてましたよ。
↑↑やっとNHKホール館内へ。息子たちが小さいころに【おかあさんといっしょファミリーコンサート】に家族で来た時以来ですよ。
中に入ると達郎さんのライブの案内看板が…ついに来たよ、来たよー!
↑↑あらまぁ、曲を提供したことのあるらしきジャニーズからお花が何故今田耕司…?
↑↑ほうほう、加山雄三さんから。サザンも!ほー、こんなものも見られてちょっと楽しい。
さて、次はパンフレットが欲しいので物販方面へ…と、途中でCD売り場がありまして、そこに2000円以上購入すると先着順でサイン色紙なんて話が聞こえますよ!フラーっと身体がそちらへ傾きまして…すでに持っている【ビッグ・ウェイブ】をさっと掴んで購入。サイン色紙もゲットできましたー
でもこのCD、よく見たらリマスター版でボーナストラックがたくさん入ってたので買ってよかった!
↑↑パンフレット(3000円)と金太郎飴本店で作られている【金達郎飴】も購入(1000円)。パンフレットは達郎さんの直筆で50の質問に答えているページが楽しかった。
↑↑シンプルなサインなんだねー。
↑↑どれもビミョーに顔が変わってる。お味はソーダー味で美味しかったですよ♪
さて、会場に入ったらスマホは通信が遮断されるので何もできなくなります。客席からステージがどれくらいか写真を撮ろうかと思ってたんだけど、撮影は一切お断りとアナウンスがありましたので、席に座ったら大人しくパンフレットを読んで、ウォークマンで過ごしました。年齢層は高めですねー。男性が多いな。あと、私の前の席に来たおじさんがクラッカーを私と買ったものと同じような袋から2本出していたので思わず聞いてしまいました。『あの、初めてなんですけどクラッカーは2本使うんですか?』と…。おじさんはニヤッとしながら『景気づけですよ、2本でやりますよ!』とのこと。じゃあ、私も2本用意しておきました(笑)
今回のツアーは49公演中の4本目とのことです。これから観に行く方がこのブログを見てネタバレでがっかりされるかもしれない…でも自分の備忘録として記しておきたいので、セットリストのネタバレや、ちょっとしたネタバレは下の方に別に分けて記しますね。
まず、感想は…うまく言葉が見つかりません。でも確実に思ったのは、
今後の私のライブ人生は達郎さんに全て捧げよう!
…です。それくらいの気持ちになるほど素晴らしかった。でも、当たればの話ですがね…これからも応募し続けてチャンスをつかみたいと思います。
歌はまるで音源か!…と言うくらい完ぺきな歌いっぷり、声の張りがすごい。バッグバンドの演奏もすんばらしい!嬉しかったのはコーラスの中に三谷泰弘さんがいたこと。昔よく聞いてライブにも行っていたスターダストレビューのかつてのメンバー。そのころはキーボードとボーカルでした。ライブでもメンバーいちの笑顔とはっちゃけた動きで演奏しててとっても印象強かった。お元気で音楽を続けてらしたんですねー。
達郎さんのおしゃべりも楽しいのねぇ…ちょいと毒ありですが、そこに茶目っ気があって笑顔で聞いていられる。トイレから戻ってきただろうお客さんを愛あるいじりをしたり、客席からの野次にもしっかり突っ込み返す余裕。曲作りに対する姿勢や、昔のレコーディングの頃の苦労話なんかも。
特に楽しかったのが【Let's Dance Baby】でクラッカーを持って身構えてたら、前の方の集団の女性たちがフライングで全然違うところでパン!
達郎さん歌いながらそっちを指さして『お客さんまだ早いって!』
みんな大笑い。私は何とかタイミングよく出来たよー!
歌の後、こんなフライング初めてだみたいな話になり、もしかして一見さん?『今日一見さんはどれくらいいるのかな』と、手をあげる仕草をするので、私は元気いっぱい手をあげたんだけど、他はパラパラ…
『少ないじゃないか!じゃあ(クラッカー鳴らすタイミング)お家でちゃんと練習してこい!』となり、笑いがいっぱい。
そんな話を帰りにパパにしたら、『そんな言い方するのかよ、俺はイヤだなー』とのこと。実際のその場を見てれば愛ある達郎さんの突っ込みにパパも笑うはずだよ。
あとは、65歳の年金受給者となり人生を色々考えるようになったとか、身近な方たち(音楽仲間)の『死』で感じたことなど…
その亡くなった方たちへと、初めてのお客さん、常連さんたち、もしかしたら今日一回限りになるかもしれないお客さんたちへのそれぞれの優しい気づかいのあるライブだったと思います。
【希望という名の光】で、どうにも涙がダーダー流れてしまい、止まらなくなってしまった。途中で(もしかしたらアドリブ?)ちょっと原曲と違う歌詞を歌うところがあるんだけど、そのあたりが心に沁みてしまい、目も鼻水もダーダーよ。『誰が何と言おうがそんなことは気にするな』的な事だった。両隣のお客さんにジュルジュル鼻をすするのを聞こえないよう、タオルハンカチをしっかり当てて、静かに静かに鼻をすすりましたわ。
どうやら達郎さん、とっても健康体のようで、『生きている限り出来るだけ(ライブ)続けますよー。死ぬまでやりますよー』と何度もおっしゃってました。とある歌の中で、突然セットの後ろの方へ走っていき、何をするのかと思ったら、そこからマイクなしで生声で歌いだしました。3階席の後方まで聞こえたでしょうよ。すげーわ…どんだけの声量なんだよ。
バッグバンドやコーラスは何度かいなくなりますが、達郎さんはぶっ続けで歌い続けてました。アンコールの拍手以外はずっとステージにいてぶれない歌声で歌い続け、喋り続け…アンコールもこんなに歌ってくれるのかというくらいたくさん聞かせてくれました。
ラストの曲はステージに一人残り、アカペラで…場内の明かりがついても、ステージの隅から隅を行き来しお客さんにお礼を言い、たっぷりと挨拶をして退場されていきました。約3時間20分ほどの贅沢な極上の時間でした。
今回はライブ再開から10周年とのこと(バッグバンド、コーラスも10年ずっと一緒だとか)。それで今回のツアーでは『自分に10年よくやったなという意味で、自分の好きな曲や出来の良い曲を選びました。だからもしかしたら初めてのお客さんには前半はちょっととっつきにくい部分があるかもしれないけど』と…何をおっしゃる!私には生で聞きたかった曲ばかりで嬉しい選曲ばかりでしたよ!
今日来てくれている方たちの中には、とても辛い日々を過ごしている方がいるかもしれない。親の介護とか、自身の病気の事とか、他にもいろんなことで…私の音楽はそういうことを助けたりすることはできませんが、寄り添うことはできます。私の音楽が皆さんに寄り添うことが出来て、今日の日が皆さんのメモリーとして刻まれていくなら、こんなに嬉しいことはないし本望です。
こんな感じのトークもあり、ただただおばちゃんはダーダー(涙)。本当に当選して来られて良かったよ。また絶対に来たい、聞きたい、ずっとファンでいようと思いながら、ステージに一人残り挨拶をしている達郎さんにありがとうと言わせてもらいました。
終わった後、パパと上手く合流できて帰路につきました。
次男にもこれから帰ると電話したら、まず聞かれたのが『クラッカーはちゃんと鳴らせたの?』でした(笑)
高速に入る前にまたまた事故渋滞…タクシーと乗用車の衝突だったようで派手に壊れてる乗用車…。パパの運転は思い切りが良くて怖いのよ~。買っておいてくれたサンマルクカフェのサンドイッチを頬張りながら怖くて堪えるところが所々あり
まあでも本当に送迎有難かったです。本当にありがとうさん…。
さて、セリーヌに引き続きさらに長い留守番を強いられたお嬢さんのお迎えは熱烈でした。
↑↑満遍なく顔中を舐め回された後のこの笑顔。たまらんわー。
↑↑何とか零時前にはお布団へ。マリンを背中から手を添える感じで寝てたら、その手に前足をねじ込んでくるのよ…お母ちゃんは当分大人しいから、安心してね。
……もしかしたら11月あたり…ギルバート・オサリバンとか…ゲフンゲフン…
ここから下は、山下達郎 PERFORMANCE 2018 の6月29日NHKホールでのセットリストと、ちょっとした話を備忘録として載せさせていただきます。もし楽しみにしてて見たくない場合はお気を付けください。読んでくださった方は、長々とありがとうございました。
山下達郎 PERFORMANCE 2018(6/29 NHKホール)
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1.SPARKLE
2.新(ネオ)・東京ラプソディー
3.MUSIC BOOK
4.あしおと
5.WINDY LADY
6.DOWN TOWN
7.Solid Slider
8.REBORN
9.Oh,Pretty Woman
10.シャンプー
11.Blue Velvet
12.おやすみロージー~Angel Babyへのオマージュ~
13.Joy To The World~クリスマス・イブ
14.希望という名の光
15.ずっと一緒さ
16.今日はなんだか
17.Let's Dance Baby
18.ハイティーン・ブギ
19.アトムの子
20.LOVELAND,ISLAND
アンコール
21.ミライのテーマ
22.Ride On Time
23.恋のブギ・ウギ・トレイン
24.Your Eyes
個人的に生で聞きたかった曲は、【MAGIC TOUCH】【SOUTHBAUND #9】【GUESS I'M DUMB】あたりかな。舞台のセットはどこかの倉庫?コンテナがあり、倉庫があり、クレーンがあり。背景はビルと河かな…海かな…それが曲に合わせて夜景になったり…。達郎さんは倉庫の扉がパーッと開いて登場でした。クリスマス・イブのライティングがステキだった…。
【シャンプー】は凄く久しぶりだそうで、最近『ピアノが下手になったなー。』『シンセサイザーだと弾いた時の反応がなー(好きじゃないみたいな)』と。
ある歌の途中で、名前こそ出さないものの、あの大物の方が向こうに見えると言い、その方のヒット曲のさわり部分を何曲か口ずさんでくれてお客さん大喜び。私も喜びつつ涙ダーダー。
【Oh,Pretty Woman】はこの曲を日本人が歌ったら俺が一番だと。それとこの歌詞のナンパな内容を話し、後にヴァンヘイレンがカバーしたけど、デイヴ・リー・ロスにはピッタリでいい選曲だったんじゃないかと笑ってました。
【ハイティーン・ブギ】では歌う前に『前回やったら大うけだったから今回も!』と。
【LOVELAND,ISLAND】のラストでの拡声器は『数年ぶり~』だそうです。
今日のお客さんみんな優しいなー…最近のお客さんは皆優しくなった。昔は腕組みしててさ…怖かったんだよーって(笑)
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