アンドレア・ボチェッリのコンサート~待ち疲れのお嬢
あとで思い出したくて色々と細かく綴っていますので興味ない方には退屈記事になるかと思います。ごめんなさいね。マリンの内容は下の方になります。
あいにくの雨でしたが、午前のうちから頭痛薬を飲んで行ってきましたよー(気象病あり)。
↑↑東京国際フォーラム内のポスターです。
半日は留守になるので次男には予めお休みをこの日に選んでもらいました(マリンのため)。
お昼にパパと次男と三人でラーメン屋さんで済ませて、その後八王子駅にておっ放してもらいました。なんとなんと、ラーメン食べていたらパパがお小遣いをくれました!『足りないだろうけど…』って…超感激でしたよ~!ありがとー!
さて、問題は電車の混雑と、人がたくさんいる会場です。もう、抗鬱剤(パニックにも効くパキシル)は去年の9月で断薬しているので頓服もありません。ヤバい、おかしいと思ったら、落ち着く場所に移動するように心がけておきました。あとは、電車内ではなるべく座り、他に目をやらず、目を閉じてウォークマンで音楽を聞いて凌ぐようにしました。
会場は18時…有楽町についたのは14時ごろ。有楽町のビックカメラと、LOFTと無印良品で暇つぶししました。この有楽町の無印良品は広く大きくてびっくりでした。それとMUJIカフェも大きくてびっくり。テーブル席もたくさん、壁に向かってお一人様で座れるのもたくさん、これなら私も入れます(笑)。
パンが美味しかったー。チキンと大葉が入ってるのね(名前忘れた…)下のクリームパンも(名前忘れ)うまし!コーヒーゼリーカフェも良かったわ。バァバもこれはきっと好きだと思う。本当は飲み物は要らなかったんだけど、お会計の時に『ドリンクはいかがですか』と声をかけられ…断れなかったです、はい
そんなこんなで過ごし、足がそろそろ痛くなってきたころに会場入りしました。すでに人、人、人!チケットはあるんだから、慌てないようにと自分に言い聞かせ、ゆっくり進みました。並んでる時、隣の若いお姉さんがiPadを大事そうに持っていて、画面にはお姉さんとボチェッリさんのツーショットの画像が!思わず『いいですね~』なんて声をかけてしまい、『外国のショーに行ったときに撮ったんです、すごくやさしかったんです~』と嬉しそうに見せてくれました
話しかけたお姉さんはまだ二十代の感じ…他のお客さんはほぼ中高年(笑)。中には杖を持っているくらいの年配の女性もお一人様で多かったですね。私もたぶん、歳とっても杖ついてでも好きなアーティストのコンサートには行くだろうな~。
私の席は1階席39列79番。見事に一番端っこ。でもR3の扉はすぐだし、トイレに行く時はスムーズですね。オペラグラスを持って行きましたが、3つのスクリーンに大写しされるのでお顔はじっくり見られます。でも、全身が見たいときはオペラグラスで何度も観ました。
徐々に席が埋まっていきます。当日券はS席とA席があったようですが、ほぼ満席のようでした。
オーケストラ団員が入ってきて照明も落ちてきたので間もなくです。
最近は海外アーティストは撮影OKなのが増えているようですが、ボチェッリさんのコンサートは禁止とアナウンスが流れたので撮影はここで終了です。
あとはもうね、もうもうね…魂が抜けたかのような感動でした。
あまりおさらいをして行かなかったので、知らない曲が多かったのですが、それでも仁王立ちで高らかに歌い上げる声、姿はいつの間にか涙腺がユルユルになってました。ソプラノの女性歌手の声量にもびっくらこきましたよ。フルート奏者も単独で演奏していましたが、高校時代はブラスバンドでフルートをやっていたので、懐かしいのと、素晴らしい音色にジワーッとくるものがありました。スペシャルゲストのサラ・オレインさんは最近フィギュアスケートのショーでもバイオリンや歌でゲスト出演することがあるそうです。デュエットではすごく緊張している様子でしたが、最後にボチェッリさんが抱き上げてしまう微笑ましいシーンもありました。
凄く印象に残ってるのは、ボチェッリさん、一言もお喋りしませんでした。挨拶も、サンキューもなく、ただただ歌い、微笑んで、手を振り…。それでもすごく良かったよ~。
私はボチェッリさんはセリーヌ・ディオンとのデュエット曲から聞き始め、POPな曲を好んで聞いていました。もちろんバリバリの歌劇のオペラ曲もいくつか聞きますが、好みとしてはどうしても聞きやすい方になってしまいます。
今回のコンサートは聞きたかった曲はほとんどなかったんだけど、それでもこんだけ感動してしまうんだから、知ってる好きな曲ばかりだったらどうなっちゃうんだろう(笑)
アンコールの『タイム・トゥ・セイ・グッドバイ』『トゥーランドット~誰も寝てはならぬ』はそれまで大人しかった中高年が多いお客さんからも歓声が上がり、スタンディングオベーション!ラストの『誰も寝てはならぬ』はフィギュアスケートでも感動するんですが、生のド迫力の渾身の歌い上げでは、体中の毛穴が総立ちするかのような、言葉じゃ言い表せない震えのようなものが湧きあがりました。あとは出演者全員の挨拶が何度もあり、ずっと立ったまま拍手しながらジワーッと感動していましたよ。
そうだ、ボチェッリさんの可愛い娘さん、4~5歳かな…抱き上げてステージに連れてきてましたが、顔を見せるのが嫌みたいで、ボチェッリさんの首にずっとしがみついてました(笑)
あとは皆、一気に出口に向かうので感動がちょん切られたような感じがしなくもない…。ゆっくりと人ごみに押し流されないように有楽町へと向かいましたよ。
中央線では東京から乗って、座れたんだけど両隣を酒臭いおじさんに挟まれ、超混雑。ウォークマンで目を閉じて現実逃避してたんですが、汗がダラダラ、心臓もずっと激しいまんま。立川で一気に空いたので生き返った気がしました。
人ごみダメ、電車ダメのプチ引きこもりおばちゃんは、大好きなボチェッリさんのおかげで何とか都心に出かけられました。ありがとう、ボチェッリ!また来てね、ボチェッリさん、またおばちゃんは行きますよー!
次は誰のに行こうかなぁ…セリーヌはいつの日かまたツアーにでるのかなぁ…。日本で狙っているのは、山下達郎さん。いつの日か絶対に行きたい!
※そうそう、第一部と第二部に分かれてまして、第一部が終わると皆さん一斉にトイレに向かいます。私の席はとても行きやすい場所だったのですぐにトイレに入れました。基本的にトイレは出口すぐに何か所にもあるので安心ですが、人人人だらけになります。席に戻るまでに、人をかき分けて行くことになり、ここではちょいとヤバかったです。やっと会場の扉にたどり着いた時、はぁ~~…と壁に手を付いて息を吸い込みましたよ。かき分けてる時、たぶん息を止めちゃってるんだと思います。
パパからもらったお小遣いでGETしたのはパンフレットとDVDとCD…ちょいとオーバーしましたが(笑)。ありがとうさん。
23時帰宅のお母ちゃんを玄関で出迎えたマリンは、裏声のような遠吠えをして居間に突っ走って行きました。あとはひたすらお顔舐め…即お風呂に入って、少しだけDVDを見て、深夜一時にお布団に入りましたが、マリンは30分くらい手のひらをずっと舐めてました。あとは、興奮冷めらやぬのと、電車内のごちゃごちゃの動悸が残ってて、3時ごろまで寝付けなかったわ~。
翌朝、寝起きの悪いお母ちゃんが着替えてると朝ごはん前なのにガムをかじってるお嬢。
え?いや、別に…可愛いからじっと見てたんだよ。
えっ…実はお買い物が…。
その後、スーパーへの買い出しでちょいとだけジジババ宅に預けられたのでした。そのあとはお散歩したよね。お利口さんでお留守番できました!
たぶん数日は『トゥーランドット~誰も寝てはならぬ』のボチェッリの熱唱が頭の中をグルグルしてるでしょうな…
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下記は記録として残したいので書き出しておきます。
指揮:カルロ・ペルニーニ
スペシャルゲスト:サラ・オレイン
ソプラノ:マリア・カツァラヴァ
フルート:アンドレア・グリミネッリ
≪第一部(約45分)≫
- 『カルメン』より第一幕への前奏曲
- 歌劇『アフリカの女』より「おお、パラダイス」
- 歌劇『リゴット』より「女心の歌」
- 歌劇『シチリア島の夕べの祈り』より「ボレロ」
- 歌劇『アンドレア・シェニエ』より「五月の晴れた日のように」
- 歌劇『アンドレア・シェニエ』より「貴女のそばでは、僕の悩める魂も」
- 歌劇『ナブッコ』より「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
- 歌劇『ラ・ボエーム』より「愛らしい乙女よ」
- 歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」
≪第二部(約70分)≫
- アマルコルド
- 映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より「マリア」
- 映画『ゴット・ファーザー』より「愛のテーマ」
- 映画『ミッション』より「ガブリエルのオーボエ」
- 魅惑の瞳
- 映画『オペラ座の怪人』より「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
- 映画『ニューオリンズの美女』より「ビー・マイ・ラヴ」
- 「ニュー・シネマ・パラダイス」
- 映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』より「ポル・ウナ・カベサ」
- 映画『トップ・ハット』より「チーク・トゥ・チーク」
- 「大いなる世界」
≪アンコール≫
- タイム・トゥ・セイ・グッドバイ
- 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
21時10分ごろに終了
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