チコの一周忌
あの日から一年が経ちました。
今思うと、何でも適当でのらりくらりとやってきた私が、あそこまで徹底的に何かを(老犬介護)を悔いが無いくらいにやり遂げられたのが、今となっては不思議なくらいです。誰も私の代りがいないとか、私にしか思いつかない、気が付かない事ばかりなんだと分かってたし…。
体調を崩し、自信も失くし誰の役にも立てないんだと落ち込み切っていた頃に、チコ婆やはお母ちゃんを奮起させ、たくさんの仕事をくれて、たくさん突き動かしてくれました。
そして、チコ亡きあとにも、ちゃんとマリンと言う後輩ワンコをお母ちゃんにプレゼントしてくれました。これは誰にどう思われようと、私にはマリンがチコとマルがお母ちゃんに与えてくれたワンコだと思っています。うまく説明できないくらいの、色んな何かを感じてマリンを見つけて迎えました。とっても、とっても扱いの難しいワンコだけれど、それはそれで、またお母ちゃんがくたーっとならないように、プチプチとお仕事を与えてくれているのでしょう。
マル…そしてチコが亡くなってから、いつでも手放さなかったチコとマルの首輪…。寝るときは必ず枕元に置き、時には握ったまま寝ていました。この何ヶ月はそれをやめました。無くても大丈夫と言うわけでは無いのですが、もし、地震などが起きて逃げるときに無くしたくないと思い、今はマリン用の避難用品を入れたバッグの中に入れています。一か所にまとめれば探すのも楽だろうし…
マリンのおかげで、今のお母ちゃんは笑えるようになったし、お散歩として外にも出られるようになりました。チコの一周忌にはマリンの存在の大きさがどれだけなのかが外せません。チコの面倒を看きったからこそ、悔いが無いくらいに面倒を看させてくれたからこそ、すんなりと新しい出会いに気持ちが向いたんだと思います。チコは徐々に、2年をかけてお母ちゃんにマリンとの出会いを準備してくれていたんだと思います。
ありがとう、チコ。マルもありがとう。
もう、目も見えて身体も思いっきり動かせているね。毎日マルと他の仲間たちと女子会かな?リンゴも梨もおやつも食べ放題だね。お母ちゃんに何事もなければ、お母ちゃんがそっちに行く前にマリンがチコマルを頼ってそちらに行くからね。やさしくむかえてやってね。お母ちゃんとまた会う日まで、楽しく過ごすんだよ!
またね、チコ…、マル…大好きだよ!
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