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2011年10月

2011年10月30日 (日)

可愛い困ったチャン~マルの月命日

NPOペット里親会さんからまだ避妊手術とワクチンの証明が届いていないので、ワンコの登録ができていません。狂犬病接種もまだです~。でもそれを待てずに、あまりにも食欲不振なので動物病院へ連れて行きました。

前記事の追記にもありますが、食欲に関しては嗜好性の問題でしょうとのこと。あの後フードを缶詰にしたら完食ですよ。粉砕したドライフードを入れると食いつきが悪くなりますが、粉状になった部分は何とか食べてくれています。少しでもかたまり部分があるとしっかり残します。ご飯に関しては、手作りも時々入れたりして工夫していくしかないかなぁ…

ところで、お耳がだいぶかゆいようです。しきりに耳をかきます。二日に一回はイヤーローションを入れてクチュクチュさせて拭いていますが、私のやり方じゃまだ物足りなかったのか、先生がやってみたらドバドバとばっちぃ液体が出てきて、一緒に見ていた母はびっくりして診察室を出て行っちゃいました。その後、先生が耳の中を調べようとライト付きの何かを耳に入れようとしたら、こんなちっこいワンコにこんな力があるのかと言うような暴れっぷり。ついに『ウ~~~~~』が人に対して出ちゃいました。お尻に体温計を入れたときも怒っちゃってました。どうやら、両耳の中におできのようなものがあるかもしれないと…。もしかしたら汚れがこびりついているだけかもしれないし、今は微妙だとのこと。一週間私が自宅でしっかり毎日耳洗浄をして再診察となりました。変な物じゃないといいのだけれど…

心雑音なし、内臓的にも問題無さそう、関節なんかも大丈夫そう…気になるのはお耳と食事のワガママ面かな。

家では、すっかり自分のお気に入りの場所を見つけ、リラックスして寝ていることが多くなりました。『お散歩』という言葉には敏感に反応し、大騒ぎします(笑)。

あとはとにかく甘ったれちゃん。視線はいつもお母ちゃんを追い、一日に何度も胸に前足をあててお話ポーズ。辛かった3年間を早く忘れられるといいのだけど…

お散歩をしていると、【おばあちゃん】に寄っていく傾向があります。目で追ったり…話しかけてくれる人には寄っていき、舐めたりもします。もしかしたら、家族の中におばあちゃんがいて、可愛がってくれていたのかな…なんて思うと切なくなります(見た目が普通のどこにでもいそうなおばあちゃん…そんな姿にすごく反応します)。

朝は寒くなってきたので起こすのが大変。布団をあげるまで、トイレに行った後もすぐにここに戻ってきちゃいます。

お食事中の方には失礼いたします~。お散歩中にトイレを滅多にしなくなりました。ジジババ宅にもシートを持っていき、敷いておくとトイレ出来ています。優等生です。

ジジババが一生懸命に作ってくれたトイレ場所…大いに利用できてます。

次男ともすっかり仲良し。あ、長男ともね(笑)

すっかりリラックス…。パパとはまだだけど、パパの手からおやつをもらったりして少しずつね。でも今日は、パパがソファでテレビを見ていたら、そばに来て匂いを嗅いでいました。パパに教えたら、パッと手を出して頭を撫でてくれてました。もうちょっと優しくなでるといいかも(笑)。一瞬頭を引っ込めてびっくりしてました。

※次男のメタルバンドTシャツの模様に、心霊写真のような顔が印刷されてるので黒丸で隠しました(笑)

お母ちゃんが、イトーヨーカドーのポイントを全部使って購入した苺ベッドが…(笑)

マリンがリラックスしてくれているならいいのよ…できれば使ってほしいけど…

今日はマルの月命日です。マリンが来てから『マルとは違うよね』って何度も話が出ます。そうなのよ。マルはマル、マリンはマリンなんだよね。

マル…嬉しそうにしているお母ちゃんを久しぶりに見たでしょう?でもね、それでもやっぱりマルにはすごく会いたいんだよ。マルの事を考えるとすぐに目が熱くなるんだよね…

11月の半ばにはチコがホトケ様になって本当にお空に昇る予定だよ。その時はまた導いてあげてね。頼んだよ。

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2011年10月28日 (金)

マリンの勝ち(追記あり)

昨日の朝、昼。今日の朝とお昼…私に向けられる抗議のお顔。

どんなに言い聞かせてもこれだけは譲れない様子…

あ~、はいはい、何でしょーか(何だかもうわかってるけどさ~)。

はぁ…そうなのねぇ…

夕飯しか食べません。朝とお昼は一粒も口に入れようとしません。ご飯を置くとご飯の匂いも嗅がず、まっすぐ私をこんなお顔で見つめます。私も負けじと同じような顔をして見つめ返します。いつまでも続くこの攻防戦…お母ちゃんはノイローゼになりそうでした。

今日の昼過ぎに、里親会の代表さんにお電話をして、シェルターに居たころはどんなものを食べていたのか伺いました。アイムスかサイエンス、合挽き肉か牛のひき肉とキャベツなどを大鍋で煮たものをかけていたと。ほかのワンコたちもみな同じものを食べるので、大鍋で煮るのでしょう。いろいろアドバイスを伺いましたが、マリン自身がまったくがっついてなく、食のすごく細い子だということ、一日に一回でも食べていれば、マリン自身が自分の身体はこれくらいでいいのだということではないかと…

ふぅ~~~む…どうしたものでしょうか。あまりにも食べないので根負けしたよ…

晩のお鍋に使おうと思っていた鶏のモモ肉、大根、にんじん、ブロッコリーの茎、じゃがいも、キャベツ、残りご飯…これをグツグツ煮てみました。ソファの上でじっとこっちを見ているマリンに、鍋を持って行って見せてみました。フンガフンガと匂いを嗅ぎ…

ソファから降り、後を追ってきます。

コンロの前で煮続けていると、足元に来ておねだり…。おねだり!!おねだりーーー!!!

マリンがうちに来てから、ご飯でおねだりなんてことがあったでしょうか。何気に台所の入り口付近で伏せていることはありましたが、果たしてご飯を待っていたのかは不明です。抱き上げてコンロ上の鍋を見せたら舌なめずりしていました。

本当はもっとたくさん出来上がっています。今回食べさせる分だけ冷まし中。冷ましている間、足元をウロウロ、時々立ち上がっていました。

そして…いつもの器に入れてたら、自らいつもの場所に行ってお座りをして待っていましたよ。匂いを嗅いで、すぐに食べ始めました!これがマリンの食べたかったご飯だったようです…

仲良しじゃんよ(笑)尻尾もプリンプリンできました。

うっ…何よそのお顔は~!あぁ…これで二度とドライフードとレトルトのトッピングご飯には戻れないでしょうね…。いろいろなサイトを巡ってワンコご飯を研究しなくちゃならないのか~。

諦めの悪いお母ちゃんは、残った数袋のフードを何とか消費しようと、ご飯にフードを忍ばせていましたが、途中で何度もペッペと床の上に落とされ、最後にはきちんと残されましたわ。ババちゃんが、『チコの時に使ってた電動ミルでフードを粉砕して混ぜちゃえばいいのよ、やってごらん!』と。夕飯にやってみましたが、細かくなったのは食べましたが、少し残った塊はきれいに残されましたよ。どこまでドライフード嫌いなのよ~。それでも入れるけどね、お母ちゃんは…

冷ましていたお皿にカスが残っていたので見せたら、いつまでも舐めていました。

明日から手作りフードか~…苦手な分野が…やるっきゃないか~。可愛いマリンのためだもんねぇ。

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一夜たちました(現在10/29)。

朝ごはん…食べませんっ!新しく煮たものもダメ!それよりも、抱っこをせがみます。たくさん抱っこしてなだめてみても食べません。その後病院に連れて行きましたが…先生の差し出した缶詰フード(退院サポート)はペロリと完食…。『きっと嗜好性の問題だね~。缶づめが良いみたいだね』って…うぬぬ~~~~

帰宅後、母とえっちらおっちら歩いて買い物に行き、缶詰フードをいくつか買ってきました。お昼にドライフードを忍ばせてあげたら…ドライフード以外は完食しました。

マリン?あなたって子は…はぁ~~~~~… 

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2011年10月27日 (木)

チコの初月命日~ちょい困ったちゃん

チコが亡くなって、一か月がたち初めての月命日を迎えました。

この一か月はものすごく目まぐるしく、慌ただしく、気持ちの整理とか踏ん切りとか新たなることへの挑戦とか、なんだかわけのわからないくらいの日々でした。

まだ一か月前の事だというのに、もう新しいワンコが家にいて、しかもすっかり馴染んでしまっていて、まるでずっと前からこんな生活だったような気もするような…

言葉とかじゃ言い尽くせない、すごい一か月だったと思います。

チコ…今チコはどこにいるのかな。49日まではこの家の中なんでしょう?だったらお母ちゃんの様子はわかっているよね。マリンが来てから、お母ちゃんは急に笑えるようになった。チコマルが居たときと同じように、独り言や即興の歌が生活の中に戻ってきた。お母ちゃんのあとをついてきては見上げるワンコに対して、『なぁに?お母ちゃんはね、ご飯つくってるのよ~』『何かご用事?』『あなたはどこのおぴめ様(お姫様)?』とペラペラ喋ってる様子を見ているよね。

これがチコとマルの知っているお母ちゃんなんだよ。いつものお母ちゃんなんだよ。もう二度とこんな生活が戻らないと思っていたけれど、何とか取り戻せたよ。なんだか良くわからないのだけれど、チコには『ありがとう』しか言葉が見つかりません。周りから『どうして?』と聞かれたとしても、うまく答えることができないけれど、マリンがうちに来たのは、チコとマルが導いてくれたとしか思えないんだよね。だから、チコとマルの写真を目にすると、『ありがとうね』って思うんだよね。

マリンがうちの子になって、本当に毎日が嬉しいよ。だけど、やっぱりチコとマルには会いたい。マリンはマリンなんだよ。チコとマルの代りにはなれないんだよね。チコはチコ、マルはマル、マリンはマリンなんだよ。

チコ、ありがとう。何度でも思えるよ。マルもありがとう。これから先、あなたたちの写真に語りかける言葉は『ありがとう』しか見つからないかもしれない。それくらい、感謝しています。

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さて、マリンお嬢ですが…やっぱり食事に関しては困ったチャンが続いています。というか、ご飯を喜びません。『ご飯だよ~』と、食器を鳴らしたり見せたり、フードを見せたりするのですが、チラ見するだけでお気に入りのソファや椅子から降りても来ません。

ナチュラルチョイスよりアーテミスの方が好みらしく、アーテミスにほんの少し風味づけでレトルトのを混ぜてあげています。出来上がったご飯を鼻先に持っていくと、やっと立ち上がるんですが、ご飯のところまでは呼ばないと来ません。

もう少し落ち着いたらほかのを覚えようね。

この時に何粒かフードを下にパラパラ落とします。

朝・昼に残すタイプかな。夜になると完食することが多いです。だからあまりうちではおやつをほとんどあげません。ジジ宅で細くて柔らかいシニア用のささみのおやつを、ほんの少しだけもらう程度です。

今朝はほとんど食べず…そのうち口の中にフードを入れたままソファに上がり、ソファの上の毛布にバラバラっと出して散らかしました(うちに来てから二度目)。今回も思いっきり大きい声で『ダメでしょ!』と叱りました。びっくりしてじっと目をそらさずに見上げ、そのうち反省したような態度でしょぼくれ…。汚れた口の周りを拭いて、あとはすぐに食器を片づけ、お母ちゃんは知らんぷりし続けます。いけないことを教えなくちゃならないからね…ちょっとつらいけれど、これができるのはお母ちゃんだけだから…。

寒いのと叱られたことでプルプル震えながら、毛布に包まってソファからこっちを凝視しているのが良くわかるけれど…お母ちゃんはそこんところ厳しいからね、マリン!

その後、ババちゃんが様子を見に来て、マリンが叱られたことを知り、思いっきり撫でまわし『贅沢こいちゃいけないのよ~、わかった?』と慰めてました。

毎日、今日はちゃんと食べてくれるかと言う気持でご飯をやってます。夜はほとんど完食なのでどこか悪い病気がとかは考えていませんが、近々狂犬病の接種をする時に先生に診てもらいましょうね、マリン。『贅沢病』…かなぁ~?

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2011年10月25日 (火)

初のお留守番

今日は息子たちの学費支払いなどで数時間家を空けるため、マリンを両親宅に預けていきました。毎日ジジババ宅には連れて行っていたので、パニックにはならなかったです。ジジと猫のゴンタで1人と2匹でお留守番です(ババは私と一緒)。

学費のほかに、NPO法人ペット里親会さまにマリンの諸費用も送金しました。マリンの正式譲渡への手続き開始です(^^)。もうすでに心は完全にうちの子ですけどね~(^^)

約3時間ほどのジジババ宅でのお留守番は…ずっと窓に張り付いていたそうです(汗)。ゴンタとはあんまり仲良く出来なかったようで、ゴンタは陽の当たる庭先に繋がれて出されたそうな。ごめんな~、ゴンタ~。ジジが立ち上がれば足元にまとわりつき、全然落ち着いて寝てるなどは無かったそうです。まあ、仕方ないかなぁ~。

そして、買い物も済ませそそくさとババと帰宅後は…尻尾は嬉しくてもプリップリッ…と数回振る程度だったマリンが、初めて見せてくれた超高速回転の尻尾振り&膝に乗り上げ前足は顔を押さえつけるかのような勢いで、顔面レロレロが止まらん、止まらん~…。あまりにもすごいのでジジがカメラで撮るほどでしたわ。おかげで鼻の下とまぶたの辺りがヒリヒリしております。よかった~、マリンはちゃんと尻尾が触れるワンコだったのね(笑)。

帰宅後はお疲れの様子で(笑)。PC用の椅子の真後ろなので気を付けないと…

朝はたっぷりご飯を残しましたが、さすがにお昼はおなかがペコペコで完食。ご飯の時間でも暴れたりせず、ここでじっと待っている子です。

今日は長男がお散歩に行ってくれました。ここの場所が好きねぇ…開脚も好きねぇ…。

アイロンをかけているお母ちゃんの前で退屈寝。携帯のカメラで撮ろうとあれこれやっていたら、アイロンが腕にジュ~~火傷しましたわ~ん

そのうち開脚。パンツでもはきますか、マリンお嬢様?

マリンの番犬っぷりはますますエスカレート時々、お母ちゃんが二階にいる息子に向かって何か言ってるのですら勘違いして和室の窓にへばりつき、通路に向かって吠えてます。そのうち通路側の窓に『いつもうるさくして御免さない~、マリン』って張り紙でもしようかなぁ

そうそう、ひとつ面白いことが。次男ですが、なぜかマリンの名前を呼ぶときにいつも裏声です(爆)。もともと低い声なのに。そう言えばマルに対してもいつも裏声で声掛けしていました。チコにはなぜか地声(爆)。

『マリンちゅわ~ん(ムチュ、ムチュ…)』と、きっと友達の前では絶対にできないであろう姿です。長男は名前はあまり呼びませんが、いつの間にか抱き寄せていて、かすかに『チュ…チュ…』と聞こえてます。そんな私も負けじとチューチューしてますが(笑)。

里親会さまからワクチンや避妊手術の証明がこちらに届いたら、飼い犬の登録をして犬鑑札をもらい、また『いるみなや』さんで裏に犬鑑札の番号を彫った迷子札を注文する予定です。どんな柄にしようかな…

ペット里親会さん、本当に本当にお忙しいようです。ペット里親会通信というブログもありますが、大変ですね…本当に。ところで、忙しくてHPの更新がままならないのでしょうか…マリンがまだ里親募集になってますもうお返ししませんよ~~(笑)。マリンの情報を見て里親希望を出してしまう方がいないでしょうか…。


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2011年10月23日 (日)

番犬マリン

マリンはいたずら無し、無駄吠えなし、とってもお利口さん。見た目は可愛いし、お母ちゃんにアマアマでべったり甘えん坊。ところが、なかなかの番犬です。

和室から見える通路側に人やワンコが見えると一目散で見に行き、きっちり吠えます。番犬らしい吠え方です。それ以外は寝てるか、お母ちゃんのストーカーをしているかなんですが…。だから、夜中もたびたび起こされますよ。夜中に通路から歌声(歌を歌いながら歩く人がいるんです)や通話の声、靴の音で飛び起きて、吠えるというよりも口の中で『グフッ!グフッ!』っと…もしかして夜中だからお母ちゃんに遠慮してる?(笑)

それと、ちょっとご飯の事で困ったさんかな~。里親会の方からは『カリカリだけじゃ食べないので、野菜を煮たのや、レトルトのを混ぜてあげてました』と聞いていたので、うちで用意したニュートロナチュラルチョイスとチコに買いだめしていたレトルトを混ぜてあげました。最初の3日は完食したけれど、4日目からほとんど残すようになりました。昨日はほぼ一日食べず嫌い…体は元気そのものです。お母ちゃんは負けずに同じものしか出しませんでした。ローテーション食としてアーテミスも用意してあります。どちらも嫌々だったので、食べずにいたらさっさと片付け…おやつは無し。食べたと思ったら、フードを散らかすようになりました。ひどいときは口に数粒入れたままソファーに上がり、そこで口から出して散らかしたので、その場で大きい声を出して叱りつけました。あの時のマリンのびっくりした顔…もしかしたらこれをきっかけに、お母ちゃん嫌いになっちゃうかなと…心配しましたが大丈夫でした(^^)

そのおかげか…今日はお昼と夜は出した分をきちんと完食してくれました。最初は周りに少し食べ散らかしますが、途中から勢いが出てきて完食します。明日もちゃんと食べようね。ちょっとうんPがゆるめの子なので、消化のために一日3回にしてあげています。

それと…マリンにとって今一番課題なのは…

パパを怖がらなくなること(汗)

マリンは大人の男の人を怖がるそうです。確かに息子たちにも最初は近づきませんでしたが、一緒にいる時間が長いので今はすっかり慣れました。私の父にも慣れつつあります。だけどパパとは一緒にいる時間がほとんどないのでねぇ…。パパも自ら声をかけたり、撫でたりするタイプじゃないので、余計に溝が埋まりません。初めてパパが同じ部屋で寝た夜は、お母ちゃんのところに来ませんでした。いつまでも、ソファの上で座ってこっちを見ているだけだったので、その日はケージに入れて扉を閉めて寝かせました。

今日も晩御飯の時にパパがいたので…部屋の隅で姿を隠して様子をうかがっていました。明らかに怖がっているのがわかるので、パパもあんまりいい気分じゃないかな…徐々にここの家の主なんだとわかってもらうしかないかな。パパも帰宅時にひと撫でしてくれりゃいいと思うんだけどね…あんまり毎回頼んで言うのもねぇ…はぁ…

ババ(私の母)は一日に何度か来てマリンとコミュニケーションをとって仲良しになってきました。マリンは抱かれ下手なんですよね~。

膝に寄り添ってもらえてニンマリのババちゃん。

肉球が一か所だけピンクを発見~!

マリンのお得意の開脚寝。

一番のお気に入りはこの椅子…なのか、この緑の毛布なのか…。チコの亡骸にかけてあげていた毛布です。

息子にもこんなことをするようになりました。マリン特有のポーズ。胸に前足をあてて、何か言いたそうに顔をじっと見るのね~(お母ちゃんはほっぺや、口をぼりぼりされます)。

マリンとの生活は始まったばかりです。まだ正式に我が家のワンコではありませんが(書類上の手続きや、飼い犬の登録はこれから)、すっかり居ることが当たり前の存在になっています~。

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2011年10月21日 (金)

【祝!】うちの子、マリン

今日はトライアルの報告ではありません。

今日、正式にNPO法人ペット里親会さんにマリンの正式譲渡を申し出ました。昨夜出張中のパパにもOKをもらえたので、これで晴れてマリンはうちの子になりました(^^)

最初っからこうなる運命だったのだけどね(笑)

来週の初めに諸費用を送り(避妊手術代、ワクチン代、運賃)、里親会さんから手術やワクチンの証明などが届き、正式譲渡成立となります。

このたびは、マリンを保護してもらい、3か月にわたり手厚くお世話をしてくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです、本当にありがとうございました。チコ亡き後、母とホームセンターに行くことがありましたが、立ち寄ったペットコーナーでは見事なくらいワン&ニャンはお尻を向けて寝ていました。唯一マルチーズが起きていたのですが、まったくこちらを向いてくれず…インコも小動物も全部知らんぷり状態でした。何とも不思議な感覚でした。

そんな中、何度も目にしたマリンの情報…今を逃したらマリンには二度と会えないという気持はどんどん強くなり、チコの49日を待っていることができませんでした。こんな若くてかわいい子がほかに申し込みがなかったのかと言うのも不思議な感じがしていました。待っててくれたのかなぁ、チコマルが引き寄せてくれたのかなぁ…。チコに対しても、まったく早くこんなことになって御免ねという気持もなく。まだ自宅にあるお骨や、チコマルの写真を目にすると『ありがとうね』って、自然にそんな気持ちになります。

マリンも、初日の夜から急速に私に懐くしぐさが見られましたが、そのころから時々、チコマルの祭壇の写真をじーっと見ていることが何度かあります。大好きなおもちゃの『たまごちゃん』で遊んでいるとき、突然立ち止まって祭壇を見つめることもありました。何か感じるものがあるのでしょうか…何とも説明のしようがないのですが、信じられない方からすれば、滑稽な話なのでしょうが…

でも、私はマリンとは最初から繋がる糸があったんだと感じます。

マリンとは3年間の埋められない時間があります。その3年間を忘れられるよう、我が家で幸せいっぱいのお嬢様生活を満喫してもらおうと思います。マリンが来てくれたことで、私も前よりは明るくなれたような気がします。あたりまえにあった以前の生活が(チコマルが元気でいたころのね)戻ってきたようです。おバカな独り言が増え、マリンに対しての即興の変歌が日常化しています。こうしてブログを入力しているときも、膝で爆睡するマリンの体温を感じ、ワンコと暮らす幸せを取り戻せて胸がいっぱいです。

チコ、マル、ありがとう。ペット里親会の皆様、ありがとうございました。

そして、もう一度ワンコとの生活を許してくれたパパにもありがとう。

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今日からはトライアル報告じゃないですが、お利口さんなマリンの事をお知らせしちゃいます。

マリンは今日もお母ちゃんとの連れション炸裂していましたが、ガムを噛んでいるのをやめて、自らトイレシート方面に行き、おしっこすることもできました。そして、最大の課題であるうんPも…夕方になったら、トイレシートにできました!

明日から雨の予報でした…何とか悪天候のためにもおトイレは家でもできるようにさせたかったのです。夕方に雨が降り出しました。今日はわざとお昼にうんちタイムを作らず、外でトイレさせませんでした。きっとしたいはず、したくなったらどうするのかを見たかったのです。おしっこは何度も成功し、ほぼ完ぺきに近かったので、トイレ場所と認識してうんちもしてくれると信じてあげなくちゃ…

夕飯前の7時近く、私がトイレに入ったらマリンの足音を良く聞きました。シートの上を歩いているような音が長く続いていました。5分ほどして戸をあけてみたら…シートの上に、3か所点々とうんPが!感激でした、思いっきり次男と褒めまくり、撫でまくり。えらいよ、マリン!

もともとシートの認識はあったようなのでこのようにうまくいったのかもしれませんね。あと、トイレトレーはマリンにとって邪魔だったようです。今はレギュラーサイズのシートを数枚置いてあげています。

きっと楽しくていい事なんだよ(^^)。一緒に幸せになろうね。

これからも【ワンコとの日々&愛の苦戦弁当の記録】を、どうぞよろしくお願いいたします。

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2011年10月20日 (木)

マリンのトライアル…4日目

今朝は寒くてなかなか布団から出られませんでした。マリンのおしっこ…そろそろさせなくちゃ…でも寒い…眠い…

朝6時ごろに、二階の長男がトイレに起きたらしい音がしたら、マリンは自分のベッドから飛び起きて廊下に出て吠えてました。番犬らしいです。私もトイレに行きたくなり、やっと起きて…トイレから出たら、廊下の隅に数枚敷いたトイレシートにおしっこのあとが!今したばっかりの様です。残念ながら少しはみ出ていたので下に敷いたマットが汚れたけれど、確実にシートをトイレだと認識している位置です。これは…いけるかも!

その後、今日一日で今のところ計5回同じような場所でしてくれていました。確実にトイレと認識してると確信できますね~。

しかも、すべて仮母ちゃんがおトイレ中にマリンもしているということで…つまり仮母ちゃんとマリンは連れションだったのですよ(爆)。まるでギャグのようなこの展開。昨日の夜はトイレをどうしつけようかと、マリンに腕枕しながら考えていたのに…この勢いでうんPもシートでしてくれたらいいのになぁ…

連れションか…なんだか嬉しい(笑)

昨夜はベッドと布団を行ったり来たり。腕枕が疲れると仮母ちゃんはうつぶせ寝になるんですが、マリンは腕枕を外されても熟睡でした。

これには困った。曇り空だったので洗面所で除湿機で洗濯物を乾かそうと干していたんですが、仕事にならん!抱き上げるまで延々とピョンピョンしてるんですよ。抱いてお尻をトントンして、長男に託すんですが、すぐに降りてきてしまい、再び抱っこ抱っこ…。これを何回繰り返したか…。そのうちスリングとかいうのを買って、そこに入れてマリンをぶら下げて家事をするようかしら…。可愛いけれどこれには困ったわ~…と言いつつ、顔はにやけてましたが。

昨日からお気に入りの椅子で思いっきりリラックス寝になってました。白目もいっぱい出ちゃってました。変形『シェ~!』って感じ。

おじいちゃんがマリンに会うたびに『俺とも仲良くするんだぞ~、慣れてくれよな~』と繰り返してます。その後、ジジが自分でもマリンが散歩についてくるかとやってみたら…全然ダメだったようです。歩かないから抱いて自宅に連れて行ってもダメ。結局マリンに引っ張られてこっちに帰ってきました。ジジ曰く『こいつはもし外で離れちゃっても、間違いなく玄関まで帰ってこれるぞ』…だそうです大丈夫、絶対にそんなことにはならないように気を付けます。

夕飯のあとにうんPを促すためにババとお散歩に行きました。帰りにジジババ宅に寄ったら、愛猫のゴンタが気に入って乗っている籐椅子でウトウトしてました。ちょっとだけジジババ宅に慣れたかな?

今日はちょいと早めに布団に入ります。

あとで最後のおトイレタイムをしたら…マリンも連れションするでしょうか(笑)。トイレに行くときには必ずドアまで着いてくるので、『お母ちゃんはおちっこなのよ』と言って戸を閉めます。何度かウロウロしている音がするのですが…戸をあけてシートにおしっこ跡を見つける喜び…何とも変で笑えますが健気で可愛さ倍増です~。

明日も頑張ろうね、マリン。

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2011年10月19日 (水)

マリンのトライアル…3日目

今朝はマリンの冷たい鼻を瞼に押付けられて目覚めました。

今日も一日昨日と同じような感じで過ごしました。トイレはシートにせず、お外(玄関先)で済ますばかり。あちこちプチ散歩してもしません。帰ってくると玄関前でおトイレしています。

マリン…いつでも振り返るとクリクリの目で見上げている姿があります。ソファでぐっすり眠っていても、私が台所に行くだけで即行で追いかけてきます。台所からしばらく出ないとわかると、またソファや椅子の上に戻り寝ますが、またすぐに台所の足元に来て、お尻をポリポリしてきて存在をアピールし、ひと撫でしてもらうと満足してまたソファに…その繰り返しを何度も何度もします。

自分の居場所はここでいいのかを確認しているかのように感じるのですが…。

ヘソ天でリラックスして寝ることが増えてきましたが、視線を感じてPC椅子の後ろを振り返ると…

こんな目で背中を見つめられてたのかぁ~…。その後は飛びついてきました。

今日も胸に手を当てて見つめられ、散々熱烈なチューを受けました。顔に下手なモノ塗れません~~。

バイトで先に食事をしていた次男。またもやマリンは隣に座ってテーブルを覗き込もうとしたので叱られました。すごすごと和室に退散していったので何をしているのかと見に行くと…

チコマルに言いつけに行ってたようで(笑)

仮母ちゃんは思いっきり甘えさせるし、べたべたしてチューチューするけれど、叱るときはきっちりしてるぞ~。頑張ってお利口さんになろうね、マリン(チコマル~、頼むよぉ~)。

そのうち通院の留守番などで連れて行くかもしれないので、すぐ近所の私の両親宅には何度も通って顔を合わせるようにしています。だけどまだまだですね~。マリンはやっと一人っ子デビューしたばっかりなので、まずうちに慣れてからかな。行くたびにジジババからいっぱい撫ででもらったり、おやつをもらったりしています。

今日はパパは出張中、息子たちも外出中の夜でした。仮母ちゃんはお風呂に入るときに、和室と台所と階段にはに行かれないようにしました。部屋の電気はつけっぱなしで、洗面所のドアも明け放してお風呂に入りました。お湯に温まりながら、ガラス越しにボンヤリと見えるバスマットの上で伏せてこちらの様子をうかがうマリンの姿…。マルもこうだったよなぁ…こんな日が再び来るとは…ちょいと鼻のあたりがツーンときました。何度も戸をあけて『ばぁ~~』と(笑)。マリンはクリクリ目で凝視…尻尾振ってよぉ~~。

今日もいろんなことに神経を使ったかもしれません。でも、だいぶうちには慣れたんじゃないかな…特に仮母ちゃんにはね。夜は自分から布団に入ってきませんが、何度も何度も呼べば入ってきます(笑)。来たら、コテンっと倒れこんで即寝です。今夜も2時間くらい一緒に寝たあと、出て行ってピンクのベッドに入っていきました。

この涙やけ…どうしたもんでしょう。ホウ酸水で拭いて長い目で見た方がいいかもしれませんね…って、昼間に行ったヨーカドーの薬局に売ってませんでした。『全然売れないので置くのをやめました』ですって~~。

明日もうまくいきますように。がんばろうね、マリン。

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昨日気になっていたことは…

ケージに全然入らなくなった件ですが…なんと、マリンはケージ内のトイレを越えて奥のベッドをおトイレにしていました!日中や、食後にふらっとケージ方面に行くことが何度かありました。でもすぐ出てきてしまいます。今日の夕飯後にやはりふらりと行くので覗いてみたら、赤いベッドにチーしてるじゃないですか!あれま~~

持ち上げてみて底面を見たら、5~6ヶ所黄色くなっていたので何度かしちゃってたのね。トイレを通り過ぎてベッドにって…マリン…。

でも、夜寝る前になかなか玄関先でおしっこしてくれなくて…部屋に入って確認したら、今度は手前のトイレでチーのあとがありました。わかってるのか、どうなのかまだ不明ですな。

そうそう、このケージはチコの介護の時に柵はいくつか買ってあったので、キャスター付き土台とドア面だけの購入で済みました。そして、トライアル初日にこの中で大暴れし、ドアのところに足を引っ掻けて、軽々と越えて外に何度も出てしまったので、現在はしっかり天井に蓋をされてます。ジャンプ力ありすぎ。




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2011年10月18日 (火)

マリンのトライアル・2日目

トライアル2日目でした。

夜一緒に寝たので昨日より信頼度アップしてくれたでしょうか。朝6時台に目が開いたら顔を覗き込むようにされてたのでびっくり。ついでに鼻を舐めてくれました。お漏らしされたら大変だと思い、先日両親が作ってくれたトイレトレー置き場に連れて行き、トイレを促しましたが全然その気なしのようで…。マリンがトライアル初日にケージ内でおしっこしたシートを敷いてあるので臭いはついているんだけど…

結局あきらめて(廊下は寒い~)、リードにつないで玄関先に出したら即おしっこ完了でした。その後、うんちを促しましたがダメ。家の中に入り、マリンの朝ごはんの支度をしているときに、何をしているかと居間を覗いたら…うん●中~~!やられたわ~~。騒ぎませんよ、黙って撤去しましたさ、うーん…

1日に何度か玄関先に連れて行っておトイレと言う感じで定着してしまいそうで…何とかシートでもしてほしいのだけどなぁ…。出来るワンちゃんって、どうしてあんな狭いシートの上で出来るんでしょう?マリンは大きくウロウロして、散々探して出すので、無理かなぁ…

私が一緒のときは和室でお外を眺めたりしています。ワンコが通ったり、お喋りをしている人に向かって吠えたり、うなったり(汗)耳障りなほどの鳴き声ではありません。一応番犬らしきことをしてくれているのかな。着ている服はマルのお下がりです。

これがマリンの特徴なんです。前足を胸に当てて立ち上がり、じっと目を見て何かを話しかけているようなしぐさをします。テレビを見ていたりすると前足をほっぺや、口元にひっかけてきて『ねぇ、聞いてる?』と訴えてきます。肩に両手をあててポリポリしたり…。昔の苦労話でも聞いてもらいたいのかしら(笑)。お外を眺めて人が通り過ぎた後も、こうして来てパトロールの報告をしてくれます。

仮母ちゃんが座れば、膝の上。

ガムもかじるようになりました。

息子たちにもお膝に乗せてとねだります。マルも散々そうしてきたので、懐かしく感じているみたいです。

おもちゃで遊ぶのは『たまごちゃん』だけです。後は全然興味なし…。私がアイロンかけや洗濯物を畳んでいると退屈しちゃうみたいです。

人間のご飯をおねだりはしませんが覗き込むので危険です。声と目力で叱ります。それに合わせて息子たちもしっかりマリンを下してほしいのだけどね…。息子たちが何もしなけりゃ、マリンもちょっと強気で、下りずに耳だけをヒクヒクさせながら、私の方を見ています。結局ドンとテーブルをたたかれて退散しました。まだまだ指導が必要ですね。

丸くなって寝る体勢から、身体を伸ばしてリラックスして寝ることが増えました。ソファが一番のお気に入りの場所のようです。

寝ているところを覗き込んだら、服従のポーズが出ました~。あとは、仮母ちゃんが大好きなおペソチューチューの連発です。おっぱいも吸っちゃったぞ~。チチクリマンボがちょっと大きいのは…もしかしたら出産経験あるのかしら…

2日目の夜も2時間ほど一緒の布団で寝ました。暑くてハァハァしながら出ていき、まっすぐ隣のベッドにもぐって朝まで寝ていました。私が夜中にトイレに行っても、今晩は後追いしてきませんでした。部屋に戻るとベッドから身体を乗り出して待っていてくれました。

腕枕しているときもそうでしたが、ベッドの中でも開脚寝が好きなようで…。ベッドに手を伸ばすと体をよじり、さらにヘソ天にするので、お腹をモミモミしながら私も夢の中…

明日のトライアルもうまくいきますように…

今日気になったマリンの事

  1. 尻尾を振ってくれない。初日もそうでしたが、甘えてくる割には尻尾は全然振ってくれません。トイレの前で待ち構えているから、出てきたときには…と、期待しているんですが…
  2. ケージにまったく入らない。一度夜にさーっと入る姿は見かけましたが、すぐに出てきちゃう。何が気に入らないのかな…

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2011年10月17日 (月)

ど緊張のトライアル初日

ついに保護犬の里親候補としてトライアルを迎えました。

NPO法人ペット里親会と言うサイトで何度も見かけていたマルチーズのマリンちゃん、3歳♀とお見合いをして、トライアルへと突入しました。

マリンちゃんは個人家庭の多頭飼いの放棄犬です。数頭と一緒に暮らしていたそうですが、いろんな理由があったのでしょう。飼い主はアパート暮らしをすることになったので犬を放棄と言う形を選んだそうです。その後マリンちゃんはあちこちを転々としたのでしょうか。最終的には保健所行のところを寸前でペット里親会に行くことになり、7月からペット里親会のシェルターにて保護されて生活していたようです。

いつも目にする情報の画像は寂しそうな表情…とても印象的でした。マルにも似ている画像だったので、チコの49日前でもどうしても気になり、今しかこの仔と会えるチャンスは無いと思い決心しました。

10月17日の午後3時前に埼玉県からマリンちゃんがボランティアのKさんに連れられて到着しました。

初めて会う保護犬…実際に会ってみたらマルとは全然違うタイプ(笑)。細い、足長っ!軽い!説明にもあったように、涙やけは相当な状態でした。それにやはり7月からお世話になっているボランティアさんになついているため、こっちには見向きもせず、Kさんに抱っこをせがみ続けていました。

自宅にて軽く話をしたり、チコとマルの祭壇を見てくださったり…いろいろとマリンちゃんのために用意したもの(お下がりばっかりだけど)を見ていただき、『いかがですか?トライアルしますか?』と言う問いに、『はい、やります!』と即答しました。

その後、誓約書などの話をして書類などをもらい、Kさんはお帰りになりました。やはり3か月お世話をしたマリンちゃんなので別れがたいものがおありなのでしょう…最後にマリンちゃんの顔を包むようにして、『幸せになるんだよ』と声をかけていました。お帰りの際には、ワイドサイズのペットシート2袋とボランティアさんたちへの(お散歩隊、お世話の方々などたくさん)お菓子の差し入れ、鈴ちゃんのママからペットキャリーとベッドを寄付させてもらいました。

さて、ここからはマリンちゃん…いいえ、マリンと呼びますね。まだトライアルとはいえ、半分以上は我が家のワンコのつもりでお世話するので。

Kさんがお帰りのあと、置いて行かれたという気持ちになったのか、大ショック状態のマリンでした。抱いても、抱かれてくれず、リードで繋げば玄関先を凝視、家の前でトイレさせようとすれば、お帰りになった方向の道路をずっと見つめていました…。一度は飼っていた人に放棄され、シェルターで保護生活を受けていたとはいえ、マリンにとっては住み慣れたシェルターを自分の家だと思っていたことでしょう。やさしいボランティアの方々とふれあい、多くの仲間犬たちと遊んでいられた生活が、突然見知らぬ家に連れてこられ、置いて行かれるのですから…。人間の気持ちとしては良いとしても、それをされたマリンにとっては訳が分からない事なんだと思います。

どこか人間不信気味なまなざしを感じます。徐々に距離を縮めていくしかないと思います…。

こちらの顔なんか全然見てくれなかった~。

悲壮感たっぷりの状態でした(汗)

あまりにも叫び騒ぐので、テーブルをバシッと叩いて目力で叱りました。そのあとは、ひたすらダンマリで柵の間からこちらを凝視し続けていました。根比べって感じ。

私らが夕飯中に疲れてほんの少しだけ寝た瞬間。次男が覗き込まずに、腕だけを伸ばして撮った画像です。

いつの間にかケージ内のトイレでおしっこが出来ていました。夜のお外でおしっこできました。ご飯は完食でした。

少しだけおもちゃで遊んでみたけれど、長続きしません。

あきらめが出てきたのでしょうか。夜になるとまだ仮母だけど、お母ちゃんのストーカーと化していました。トイレの前でずっと待ってるし、お風呂も廊下で待ちぼうけ。ドライヤーで髪を乾かしているときは、ずっとお尻をポリポリされていました。座れば真ん前に来て、何かを言いたげに私の胸に両前足をかけて立ち上がり、じっと目を合わせてきます。『なあに?何か言いたいの?』と声をかけながらマリンの腰あたりをさすってあげると、顔をなめてきます。時々訴えることが強いのか、前足で口元やほっぺを引っ掻いてきて、『こっち見て!』と言う感じで見つめてきます。

仮母ちゃんと、次男の膝を行ったり来たり…少し打ち解けてきたのかしら。

帰宅した長男やパパには最初吠えましたが、すぐにこの家の人だとわかったようで落ち着きました。

ボランティアさんからは、身軽でどこにでも乗っちゃうと聞いていたので、テーブルの上の飴や菓子類はそのうち撤去かもです。テーブルに足をかけようとしたときは、きっちり注意しました。台所も入っていいけれど、ごみ箱に顔を突っ込もうとしたので叱りました。

マリンは聞き分けの良い仔のようで、叱るとしっかりこちらの顔を見上げます。もう一度『ダメだよ』と言うと、すごすごと退散します。

夜11時ごろに最後のおトイレを外でさせていたら、なんとま~…お世話になっていた獣医師さん(すぐご近所の息子さん)と愛犬の散歩でバッタリ(笑)。マリンを見て『あれぇ…その子は…もう飼った(買った?)の??』とびっくりされてました。そりゃそうよね、確かに早いです(笑)。しばらくお話をして、またお世話になります~と、ご挨拶できました(^^)

夜は自らケージのベッドに入ったので、扉を閉めておきました。寝静まった深夜にキュンキュン夜鳴きが…。本当は心を鬼にして放っておかなくちゃと思ったんですが、チラっと覗いたら、扉の前でプルプル震えながらこちらを見ていました。たまらなくなり、出してあげたら布団についてきて、腕枕で寝ようとするのでそのまま一緒に2時間ほど布団で寝かせてしまいました。思わずマルとこうしてきた13年が思い出されてしんみり…

そのうち暑くなったのか、出ていきましたが、布団の脇に置いてあげていたベッドで寝始めました。お水を2回飲みに行きましたが、ちゃんとこのベッドに戻って寝ていました。

寂しがり屋のマルチーズなので、戸惑う一日だったことを考えたらそばで寝かせてあげた方がいいかなと思い、ケージ強制はしませんでした。

お水を飲みに行った後、頭から突っ込んでそのまま行き倒れ。お疲れだったのね…

チコマルに見守ってもらいながら、トライアルスタートしました。

マリンはうちの仔にさせますよ、お返しする気は全然ないです(^^)

うち色に染めてあげるよ、マリン。ゆっくり、家族になろうね!

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2011年10月16日 (日)

急展開、ドキドキ…

えー、本日夜の9時過ぎにチコマルの祭壇前にどっかりと座って、ゆるゆるとアイロンかけをしていました。里親会から電話があり、急きょ明日の午後3時ごろに保護犬ちゃんを連れてきてお見合いをしますと!お見合いの様子が良ければ、そのまま置いていき、トライアルに突入しますと!

急展開…嬉しいことで動悸が~~。

昨日は、私の両親が『今回は室内でもトイレができるようにしつけたい。廊下にトイレトレーを置けるようにしたい』と言う私のために、廃品を利用して経費0円でお仕事をしてくれました。

いつもはここにちょっとした収納家具がありました。その上には洗濯物を入れるかごを置いていました。それを撤去し、トイレトレーを床に置き、かつ洗濯かごも元の位置に置けるようにと、あーでもないこーでもないと…半日かけてお仕事してくれましたわ。有難いことです…

チコマルにはケージと言うのをほとんど使ったことがありませんでした。マルには一時期トイレを覚えさせようと使ったことがありましたが、外トイレオンリーとなってしまってからは邪魔になってしまい、ご近所さんに差し上げてしまいました。

今度はちゃんとケージに入れて、悪天候にも備えてお家トイレもできるようにしつける予定です…できればいいんだけど、頑張れ私、頑張れ保護犬ちゃん!

何はともあれ、明日やってきます。私の人生、前向きに変われるようにしたいです。張り切りすぎると疲れが出ると思うので、ゆっくりと関係を築いていこうと思います。

今は一般家庭で保護されていなくて、シェルターと言うところにいるようです。その他大勢のワンコ、にゃんこと一緒に生活をしているようなので、友達が一気にいなくなっちゃって寂しがるかもしれないですね…

あぁ…今晩寝られないかも。

チコ、マル…見守っててね!お母ちゃん、前に進むよ~!

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2011年10月12日 (水)

あの日の事…その2~最後のチコマル物語

いつもの事ですが、だらだらと長文です。

チコの亡くなった姿もたくさん出てきます。ご了承ください。

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朝早く、すぐ近くに住む私の両親がチコに会いに来てくれた。両親も今まで散々愛犬、愛猫を見送ってきました。娘の愛犬を見送るのはマルに続いて二度目です。『十分看てもらったな、満足しただろう?幸せだったな』と、おじいちゃんに声をかけてもらってました。

お母ちゃんからのメッセージ、息子たちからのメッセージ。

長男は以前窓を開けっぱなしにしてしまい、チコマルが外に出てしまい、チコが警察に保護された時の事を謝っていました。次男は生意気な奴だったが、本当は優しい奴だったとちゃんと俺はわかっていたんだと伝えていました。ツンデレだったもんね、チコちゃんは…

お花も頂戴しました。

↑↑動物病院の先生からです、ありがとうございました。

↑↑介護仲間だったおつねさんからです、ありがとうございました。

↑↑ブレスエアーでお世話になった、爽快潔Livingの小林さまからです。ありがとうございました。

↑↑青っぽいお花のは私の両親がお花代をくれたので急遽作ってもらいました。とても賑やかな祭壇となりました。お心遣いをありがとうございました。

鈴ちゃんもお別れに来てくれました。

いつもと違う様子に気が付いているのかな?優しく接してくれていたね、鈴ちゃん、ありがとうね。鈴ちゃんママも涙を流してくれました。お悔やみまでいただいてしまって…ありがとうございました。

一日たっぷりおうちに居られたねチコ。現世界では、お母ちゃんとの最後の添い寝だよ。

冷たい前足だったけれど、しっかり繋いでいたよ。お母ちゃんの気持ち、伝わったかな。

これからは枕元には、マルの首輪とチコの首輪を繋いでお母ちゃんと寝ることになります。お骨をもらったら、チコもカプセルに入れて首輪につけるからね。

いよいよ出発の時間です。おばあちゃん(私の母)が出かけるまで見送ってくれました。両親が近所に引っ越してきてくれたのは2004年でした。それまでは毎年、夏休みになると車で大森の実家にチコマルを乗せて連れて行き(片道約50キロ)、連泊していました。ワンパク孫2人と、ワンパク犬が2匹、両親は喜んで面倒を見てくれていました。チコもマルもジジババが大好きだった。お世話になったね、チコちゃん。

15年を過ごした家を後にします。幼稚園児だったころの息子たちと共に過ごした15年でした。息子たちは二十歳を超え、長男は来年就職し、一人暮らしを始めます。まさに、息子たちの成長を見届けたチコ婆やです。パパは残念ながら出張で行かれません。晩年はあまりパパと関わりのなかったチコですが、最後はパパの手でしっかり頭を撫でてもらい、『じゃあな、チコ…』と言ってもらえたね。

長男の運転でマルと同じ霊園にて荼毘に付されました。

お花とロープを胸に抱き、着ていた服のフードの中に手紙と写真を入れてあげました。口元には大好きだったおやつを置いてあります。

最後に、本当に最後にチコの姿と別れるとき…チコの首元に顔をうずめたら、しばらく顔が上げられなくなりました。もう、触れないんだね。濃密で充実した2年の介護でした。悔いはなくとも、寂しさ、悲しみは止められません。寝たきりのままでもいいから、まだまだそばに居て欲しかった。それはチコに苦しい毎日を過ごさせることだとわかっていたけれど…本当に愛しい、愛しいチコ婆や。ありがとうね、さようならは絶対に言わないからね。また、会うんだからね。マルと仲良く待っていてね。

マルの時と同じく、とても丁寧にお骨を扱ってくれました。きれいに並べて形になるようにしてくれました。爪と尻尾の骨を分骨してもらい、カプセルに入れて大切にしまいました。骨壺の模様はスズランにしました(花言葉:純愛、幸福の再来)。マルの骨壺は忘れな草(花言葉:真実の愛、私を忘れないで)でした。

火葬場からしばらく歩いたところに犬猫墓地があるので、マルにも報告しに行きました。

生きている間はあんまり仲良しな姿を見なかったけれど、天国では家族だったことを思い出し、お母ちゃんたちを一緒に待っていてねと頼みました。

チコは動けない身体の時期が長かったから、しばらくは天国で暴れて大変だろうけれど…落ち着くまで見ててやってね。

これにて、私ら家族の初めてのワンコ物語は終わりです。チコとマルは小さな命でしたが、家族にとっては大きな存在であり家族そのものでした。

マルのように、心の準備も何もないままの急な別れがあったり、チコのように介護と言う形でゆっくり、ゆっくりと旅立ちへの準備を経て亡くなる別れがあったり、本当にさまざまだと思います。チコマルと過ごした15年は、私が育児でノイローゼになりそうな時期でもあったし、いろんなことで苦しんだり悲しんだりすることのあった時期でもありました。それでも、チコとマルが居てくれたことで、慰められ助けられた日々でもありました。

ワンコは家族の心を読み取ります。具合が悪ければ、ちゃんと察してくれました。小さな看護師さんたちでした。チコの最後の2年間の様子を見て動物を飼うことを躊躇される方がもしいるとしたら…怖がらないで下さいと伝いたいです。一緒に暮らし、生活していけばちゃんとお互いに愛情が生まれます。愛情があるから面倒が見られる。たくさんボヤキましたが、私の最後の2年間の介護はとても幸せだったと思います。

ありがとう、チコ、マル。あなたたちへの想いは言葉だけじゃ足りません。だから、いつか会えた時に、思いっきり抱きしめて伝えます。それまで待っていてね。早く呼ばなくてもいいから、行くべき時に行くから。それまで、毎日あなたたちを想い、引き続き愛して生きていきます。ありがとう…

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チコの49日までは何もしないと口にしながらも、毎日里親募集のサイトを見ていました。

数日前からあるワンコの情報を目にするようになりましたが、きっとすぐに里親が見つかるだろうと最初からあきらめていました。しかし、何日たってもそのワンコの情報は消えませんでした。何か、突き動かされるものを感じました。

パパにはチコの49日後に保護犬の里親になってもいいと了解を得ていました。それでもそれでも…そのワンコが気になり、もしほかに応募が無ければ、チコの49日までその子を確保してもらえるのかどうかと思い、思い切って里親希望を出しました。

すると、返事には一週間程度かかるのかと思っていたら、約1時間後にはお電話がはいり、『お見合いをしてください』と。あまりに急なので49日を過ぎた後の方がいいのではないかと伝えましたが…ご縁ではないでしょうか…それに、話が早く決まれば、また新たなワンコの命を救えるという(動物収容センターから助けられる)と言う話を聞き、決めました。

おそらく来週の半ばに自宅にてお見合いがあるでしょう。成功すれば何日かのトライアル(お試し飼育)を経て、正式譲渡となり、我が家の新しい家族の一員となるのでしょう。

チコちゃん、お母ちゃんがチコの49日を気にしながらも、どうしても里親募集を見続けることがやめられなかったのは、チコとマルが導いてくれていた?ちょっと考えすぎ?チコの骨壺の模様のスズランの花言葉…幸福の再来に感じるものがあるのだけど…

あまりにも急な展開で心臓がちょっと変です。久しぶりに動悸が…少しずつ、マルに使っていたものを出して洗ったり、干したりして準備をしています。

3歳のマルチーズ♀です。その時のお話は、また今度…我が家の新しいワンコ物語が始まるかは、まだ未定です。

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2011年10月11日 (火)

チコと私の本当の仲~チコへの懺悔

私が以前フジテレビの取材を受けて庭にサンダルを盗みに来るキツネを写すため、庭に定点カメラを1か月設置したことがありました。その頃が2009年の7月~8月でした。取材班が何度か家に来ましたが、その頃に初めてチコのおかしい様子があったのです。ゴミ箱のゴミ(ティッシュ)を散らかし、バラバラにしたのです。今までチコがそんないたずらをしたことがありませんでした。そして、そのころから急激に散歩で足腰が弱くなりだし、散歩の最後にはこっちに引っ張られて帰ってくるという状態でした。

8月の末に取材の全てが終わり、チコの症状は悪化していきました。その頃は私の体調が最高におかしいときでした。取材があれば気持ちがアップアップしていて、でも私生活では色んな事の全てが上手くいかない最悪の状況のころでした。気持ちがアップしているときと、沈んでいるときの落差がものすごく激しく、夜も眠れなくなり、ふらつきや、気持ちの滅入り、動悸がひどくなってきているころでした。2009年9月23日に玄関先でひどいめまいを起こしてひっくり返り、(たぶん玄関に頭をぶつけた)おでこにタンコブを作り、次男が見つけてくれました。そこから私の療養生活が始まり、チコの介護も本格化しました…。

その前に、我が家は引っ越しを考えねばならない時がありました。どうしてもチコマルを連れて行くことが許してもらえませんでした。どうしても、どうしてもと願いましたが叶いませんでした。何とかマルだけでも連れて行きたいと願い、チコは私の両親に預けると勝手に決心したのは私です。両親もチコだけなら預かると申し出てくれていたので…会いたければ毎日会いに来ればいいと言われ、泣く泣くチコを預ける決心を勝手にしました。チコは毛が抜けるし、暴れて爪の音が響くし…連れて行かれないと判断した理由でした。結局引っ越すことは出来なくなり、チコマルと離れて暮らすことは無くなりました。

ブログでは何度も触れていることですが、チコと私はあまり仲良しではありませんでした。

チコはうちに来たころからパパ寄りでした。かといって、パパの言うことを聞いたというわけではありませんでしたが、明らかに態度がパパ寄りだったのです。私はそれが面白くなかった…チコはペットショップの入り口付近に置いてあったケージに入れられていた里親募集のワンコでした。チコを引き取る際に、ペットショップの方に半年間は様子を報告してほしいと言われていたので、定期的に通っていました。その時に、マルとの運命の出会いをしました。

私とマルは相思相愛(笑)。お互いに一目ぼれ?パピヨンと一緒のケージに入っていたマルは、私を見つけたとたんにものすごいアピールを始めました。前足フリフリのお願いお願いポーズをずっと私に向けてやってくれていたのです。後はパパを説得し、マルはその日のうちに我が家の、特に私のアイドルとなりました。

チコの機嫌が良いわけがありません。その日から、ますます私との仲は冷め、チコは痴呆の症状が出てくるまでの13年間、私から『天邪鬼、気取り屋、甘えたいのに素直に態度に出せない犬』と言い続けられました。

本当は心の中ではすごくチコが好き、きっとチコもお母ちゃんの事が好きでいてくれたと思います。お互いにちょっとしたことでそっぽを向いてしまい、仲よくなりきれない間のままでした。それでも、先住犬はチコでしたから、チコの面目をつぶさないためにも、何事もチコを優先でやってきました。ご飯、トイレ、おやつ、散歩の位置もすべてチコが先でした。そんなことくらいでチコの心はお母ちゃん寄りにはならなかったでしょうけれどね(笑)

そんなこともあり、特にチコを手放す決心を一度でもしてしまった事の懺悔の気持ちが、チコに対する徹底した介護に繋がったのだと思います。本当は愛していたよ、本当は凄く大切だったんだよ…と。

チコはお母ちゃんの事を許してくれていただろうか。お母ちゃんが頑張るだけ、弱ったチコが何度も蘇った…これがお母ちゃんに応えてくれたことなのかな。

チコにこんなに熱烈なチューができる日が来るとは思ってなかったよ。

チコが亡くなって早くも2週間が経ちました。今日は何となく、不思議な一日だったのです。どう説明したらいいのか分からないのだけど…

そんなことしちゃいけないと思いつつも、何かを探し求め続けていて…何日も前から一つの事が気になっていて…それを毎日目に入る機会があって…

来週の半ばに大きな動きがあるのかもしれません。こんなに早くても、チコにはちっとも申し訳ないという気持ちが湧かないのが何とも不思議なのですよ…


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2011年10月10日 (月)

セラピー犬

昨日はずっと前から約束していた、鈴ちゃんのお預かりの日でした。鈴ちゃん家の大事な用事だったので何か月も前からこの日は予約になっていました(^^)

いやー、セラピー犬ですねぇ…長男は内定先の会社の一泊研修で留守、ダー様は夕飯後は実家に泊りに行くので、私と次男で一緒に過ごしました。すぐ近所の私の両親宅と行ったり来たりしましたが、いたずらもなく、吠えもなく、ちょっと寂しそうにしている素振りはありましたが、チコマル亡きあとですっかりしょぼくれていた私と次男はものすごく癒されました。

夕方前位にちょっと寂しくなっちゃって…

おばあちゃん(私の母)にトントンしてもらい…

チコマルが使っていた毛布を枕にしてウトウト…

元気になったら、チコマルの遺品であるローブでハッスル!(ふたつ持っていたので、ひとつはチコの旅立ちに持たせました)

引っ張りっこ大好き!チコマルと違って、うならずに引っ張りっこしました。

居間にいる次男が気になる様子…

誘惑に負けましたな(笑)この四つん這いの格好でこっちに来た息子です。

夜はテレビでダイハードを放映していたので、おばちゃんは横になりながら観賞。横になりながらしばらくロープ遊びに付き合いました。そのうち寂しさが頂点に達してしまい、床の上で伏せをしながら私と次男を交互に見つめ、呼んでも来なくなりました…。そのうち私がうたた寝してしまいましたが、鈴ちゃんはいつの間にかそばに来て添い寝してくれていました。

これは私の両親宅で寂しさと眠気と闘っているお顔。寝かしつけトントン係りが2名(私と母)。かわえぇ…(萌)

鈴ちゃんのベッドに敷いてあるオレンジの毛布はチコマルの遺品です。いくつかあげたら気に入って使ってくれています。

夜10時半過ぎにお迎えが来て帰っちゃったあとは、次男と二人で『帰っちゃった…』と再びしょぼくれました(笑)

そして、お風呂上りに次男に『なんだかさ、顔が疲れたんだけど』と話すと、『ずっと笑ってたからでしょ』と。

そうなんですよ、私久しぶりにずっと笑ってました。ワンコと過ごす時間は笑顔があふれるのですよ。声もたくさん出すし、物言わぬワンコに向かいペラペラ話しかけられる自分がいます。楽しい時間でした。

いつの日か、またワンコと暮らせる日が来るといいんだけど…パパに切々と訴えお願いしました。いずれそんな日が来るかもしれない…運命のコをじっくり探します。チコ、マル…お手伝い頼むね。

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2011年10月 8日 (土)

ほんの少しの区切り

今日は先月亡くなり火葬した動物たちの名前を読み上げてお経をあげてくれる、合同ペット葬の日でした。あいにくマルの時と同じく、息子たち(パパも)行かれず、私の母と一緒に出席してきました。

チコの名前をしっかり読み上げていただきました。これで、本当にちゃんとお空に昇れてるね…。お坊さんのお話は、49日まではこの世に残り、今後は私たちを見守る立場になるため(仏になるから)の修業を積んでいる…だから応援してあげましょう、悲しんでばかりはいられませんね…と。ペットたちとはこれから新たな関係を築くのです…と。

ほんのちょっとだけ心に区切りができたのかもしれません。

今はまた息子たちがバイトでいないし、パパはまだいないしでひとりで鬱々していますが、昨日よりはメソメソしていません。

頂いたお花がだいぶ減ってしまいました。祭壇がさみしくなっちゃいました…

どんなに悲しくとも毎日は普通に過ぎていくわけで…時間と共にゆっくりと納得し、受け止めていくしかなさそうです。

未だにチコの腰骨のあたりの感触が手のひらに残っています。前足を握っていたとき、爪の硬さとか…肉球の中に私の指先を押し込んで、ムニムニするのが好きでした。くすぐったいのか、チコは嫌がって足をどけようとしていたっけ…

チコマルの後頭部や、耳の付け根の後ろの臭いをかぐのが大好きだった。マルのプニプニのお腹に顔をうずめて、チューチューするのが幸せだった。いつでもどんな時でも、息子たちに注ぐ愛情と同じくらいの気持ちで接していた。いけない時は本気で叱った。それでもチコマルは着いてきてくれた。本当に家族だったよ…ありがとう。愛するチコとマル。お母ちゃん頑張るから。

明日は、何か月も前から約束していた鈴ちゃんをお預かりする日です。鈴ちゃん家に大事な用事があるので、半日近くのお預かり。楽しみです。また、おばちゃんの【おぺそ(オヘソ)チュー】が鈴ちゃんのお腹に繰り出されることでしょう…。少しの間、おばちゃんの心のケアもしてもらいましょうか。

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2011年10月 5日 (水)

チコ音の無い世界

またもやコメントのお返事もなく記事を立てることをお許しください…

吐き出さないと凹み切りそうなので…

今、息子たちはバイトと部活でいません(夜9時半)、パパは出張です。一人でいますが、テレビをつける気にもならず、音楽も今の私には癒しになりません。

いつも、夜に一人でも何かしら耳に入る音がありました。チコが前足を動かし、ベッドに擦れる『シャー、シャー…』って音。あの音が無いのがこんなに静かで寂しいとは…

前ほどは涙がじわじわ出るようなことはありませんが、本当に、本当に一日がつまらなく、張りがまったくありません。

チコは、自由になりお空でとびまわり、まともに動けず、見えなかった事から解放されてのびのびしている事でしょう。幸せを満喫しているんだと思います。

良かったね、チコ。自由になれて…

チコを介護してきましたが、私はチコに介護してもらっていた2年だったのかもしれません。

チコは何もやる気が起きず、暗い部屋の中でそばに寄り添ってくれていたマルをなでてボーっとしてるばかりのお母ちゃんに、いろんな仕事を与えてくれて、活力を与えてくれていました。チコの介護の様子をブログに綴ることも、自分ができる精いっぱいの事を残しておきたいと思い、時にはボヤキもしましたが、なるべく明るく綴ってきたつもりです。心が病んでいようが、文章は書けます、こうしてブログにしていることで気持ちの張りを少しだけでも保つことができていたんだと思います。チコはたくさん、お母ちゃんにやることを与えてくれていました。

チコも疲れて力尽き、天に召されました。そんな日が必ずやってくるし、その日に向かっての介護だった。精一杯やった、それに関しては悔いはなくとも、精一杯だったその分だけ、解放された後の脱力感はやっぱり大きいのですね。

チコやマルに、戻ってきてほしいとは思いません。一緒に居られたあのころに戻りたいとも思いません。また別れなくてはならないから。

今は、たまらなく会いたいです。

長男から帰るメールが来ました。泣き顔をもとに戻さなくては…

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2011年10月 3日 (月)

虚無感

まずはいただいているコメントのお返事ですが、ちょっとだけお待ちくださいね。いつもありがとうございます。

記事ネタはいろいろあるのですが、なんだかかけずにいます。

やっぱり、虚無感がたっぷりです。

日常が一つ消えてしまったのですから。特に私にとっては自分が具合悪くなってからの同時進行であった介護だったし、自分でもこんなにやり遂げた感じを得るようなことって今まで無かったので…。今でもふっと時計を見て『あ、ミルク作らなきゃ…』と一瞬考えたり、朝ご飯を食べるときに『先にチコをやるか、先に自分が食べるか』って考えることがあります。

長男は内定している会社の事や、部活の卓球の試合などでやることが多くあり、気を紛らわせる事があるからいいけれど、大学には通いつつ部活をやめてしまった次男や私は…何とも言えない虚無感に襲われています。

チコマルが敷物にしていたものなどはきれいに洗い、毛もガムテープでとり、ママ友宅の鈴ちゃん(シー・ズー)にあげてきました。大体の物は片付けましたが、引き出し二つ分にまだ首輪や服、トリミング後につけてきたリボン、ブラシなどが残っていて…ベッドもいくつか残っているけれど、これは処分したくない…

今日は夕方にママ友と鈴ちゃんを囲んで玄関先でお喋りをしていたら、シーズーとダックスのMixのチコちゃんと、シュナウザーのはなちゃん、コーギーのラッキーちゃん、フレンチブルドッグちゃん、柴ちゃんが集まり、触りたい放題、ほんの少しですが癒され時間となりました。

はぁ…日中一人だと鬱々します。小鳥でもいれば気分が変わるだろうかと思いパパに『小鳥飼って良い?』と聞いたら『いいよ、飼っても』と即答。しばらくPCでインコを眺めていたりしました。数年前にもちょっとインコを飼いたいなと思っていた時期があったんですが…本も買ってきました。でもなぁ…やっぱり毛むくじゃらさんじゃないと私の原動力にはならないんだよなぁ…。

ワンコは当分考えられないです。あまりにも密着度が高くて別れた後にこんな思いが待っていると思うと、なんだかね…。今朝、お世話になった動物病院にたくさん残ったペットシートを寄付してきました。先生はありがたく頂戴しますと受け取ってくださいました。『ほら、(入口のガラス扉の里親募集の猫の写真を指差して)待ってるコたちがいるよ~。』と言われました。パパにも『飼いたいなら飼えばいい』と言われていますが、今すぐはちょっと考えられないです。

とにかく今は何にもやる気が起きません。9月に入ってからはさすがに私も疲れてると感じていたので…今は休んでおかないと扁桃腺炎にでもなりそうな気がします。ちょっと、ゆっくりしますね。

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2011年10月 1日 (土)

あの日の事…その1

毎日、少しずつワンコ用具を整理しています。どうしても捨てられないものは、よく使っていたベッドや敷物、服、首輪でしょうか。捨てる必要なんてないので、大事にしまっておきたいと思います。特に老犬介護をしているときに毎日着せていたおむつカバーは思い入れが強いです。きれいに洗って大事にしまっておきました。ブレスエアーはひとつは私の枕に改造しました。半分に折って端を少し切りましたがカバーに入れただけ。枕は3~4個使い回ししていますが、立派に使えそうです。もう一つは母が持って帰り、やっぱり自作の枕の部品として使うとか。ほんの少し残ったブレスエアーもチコの魂が宿っているようで、おむつカバーや服と一緒に袋に保存しました。

今でも、一日に何度か【ミルクを作らなくちゃ】と考えることがあります。それに、買い物に出るときに息子に留守を頼むときに、【チコ頼むね!】と普通に言ってしまったし。晩御飯を食べながら、右斜め後ろに手を伸ばせばチコをトントンできたので、つい手が伸びたり、目がそこに行ったり…。気配なんか全然感じないのに、居る習慣がまだ離れません。長男は昼寝しながらチコの声が聞こえた気がしたと言うし…。次男は帰宅して部屋に入った時の第一声は必ず【チコ!】だったので、言っても居ないその感覚がおかしく、気持ちの整理ができていないようです。

あの日の事を、いつの日か記憶が薄れないよう、無くならないように記しておこうと思います。生々しい表現がありますし、チコが亡くなった姿も出てきますが、ご了承ください。

【9月26日(月)】

チコが亡くなる前日。お昼過ぎに人間の食品のぷっちんプリンをあげてみました。すでに数日前から固形物は一切受け付けなかったので、最後に食べ物として与えてみようと思いました。バナナぷっちんプリンでした。ロイヤルカナンの免疫サポートをミルクにしたもの、わんわんカロリー、そしてプリン。文房具売り場にある習字道具の小さなスポイトでやっとミルクとわんわんカロリーが飲めていました。割と飲み方の反応が良かったので、口を開かせてスプーンですくったプリンを口の中に落とします。喉元にプリンが落ちていくと飲んでくれました。

夕方もプリンを食べてくれました。ミルクもわんわんカロリーも。ペットスエットも飲んだかな…

そして、最後の晩餐は9月26日午後10時半過ぎだったでしょうか。このときは、ロイヤルカナンのミルクだけでしたが、作った分は全部飲んでくれたのです。嫌がることもなく、ちゃんと飲み干してくれました。全部飲み終わった時に携帯で撮った写真が、生前最後の姿となったのです。

なんだか『どう?飲めたわよ?』と言っているかのようなお顔に見えました。夕方にはプリンを食べたし、ミルクもきっちり飲んでくれたので(ニュートリカルもあげました)、まさか数時間後に亡くなるとは考えていませんでした…

その後、私の布団を敷き(パパは実家に泊まっていました)、いつものように隣にチコ布団を敷き先に寝かせておきました。『チコ婆や、闘っています』の記事を書き終えるかどうかのあたりが日付が変わるころでした…

【9月27日(火)】

午前零時ごろからチコの息づかいがおかしくなりました。こんな息づかいは聞いたことが無いというものでした。私は膝の間にチコを抱き、声をかけて喉元をなでてやることしかできませんでした。息子たちもそばに来て、チコをなでたり前足を握ったりしていました。

チコは首を激しく反らすので私が顔が上向きになるように支えてやりました。目は見開き、口を大きく開け、舌がピクピクと波打っていました。息を吸うことが大変な様子で、どこからともなく奇妙な音が響いていました。『この音なんだろう?どこから聞こえてるの?』と息子たちと会話をするくらい何とも表現のしようのない音がチコの首?胸元?口…?…そのあたりから聞こえていました。

いよいよかと思い、チコに『マルが来てくれるから大丈夫だよ、ちゃんとマルと一緒に行くんだよ。良く頑張ったな、お母ちゃんの事少しは褒めてくれる?』なんて事を言ったと思います。でも、その時は持ち直したのです。少し呼吸が落ち着きました。横たえても苦しくなさそうな感じがあったので、息子たちは自分の布団に行ったのです。

私は記事を仕上げてアップし、午前1時半ごろにはチコの隣に行きました。

ショッピングチャンネルを見ていたら、再びチコの息づかいが荒くなってきました。午前2時前くらいでした。チコの布団の隣でチコの首に手を添えてみたり、前足を握ってみたり…。午前2時5分頃、息の仕方が変わってきました。息の間隔が長くなり出したのです。今度こそ最後だと感じました。チコの耳に口を近づけて、お礼を言ったり、マルとちゃんと会うように言ったりしました。そして、マルのお骨入りカプセルを付けた首輪をチコの頭のすぐ横に置き、マルにもチコの道案内を頼んだのです。そろそろ息子たちを呼びに行かなくちゃ…と、思っていたのに…

はっと気が付くと午前2時15分でした。テレビの音は聞こえますが、隣のチコから息の音がしません。チコを一目見て逝ってしまったとわかりました。取り乱すことはありませんでしたが、何で最期の瞬間を見てあげられなかったんだろう、何でほんの5分くらいを寝ちゃったんだろうと、そのことが悔しくて声を上げた記憶があります。たぶん、チコに向かって突っ伏して寝ていて、私の手はチコの首元か前足を握っていたかのどちらかだったと思います。ほんの少しだけ起きていられずに、寝てしまった…眠くなかったと思うんだけど、なぜ寝てしまったんだろうとそれが頭から離れません。

息子たちを起こしました。亡くなるのを看取らせてやれませんでした…。まずはチコを労い、撫でて声掛けをしてやりました。おむつの中を確認したら、両方ともたくさん出てしまっていたので、3人で抱えてお尻をきれいに洗ってあげました。首輪を外してあげ、おむつも、おむつカバーも外してあげました。チコが一番良く着ていて、似合っていた赤い服を着せてあげました。長男がしばらく添い寝していました。次男は一日長く出かけるので、早めにチコに手紙を書いていました。あとは、明日の授業などに備えて寝かせた方がいいと思い、息子たちに寝るようにさせました。

私はチコの身の回りをきれいにしてやり、今年のチコの誕生日に買ってあげたベッドに寝かせ、チコが永眠した記事をアップしたり、マルにも持たせた家族4人とチコマルが映っている写真にメッセージを書いてそばに置いてやりました。午前5時ごろにチコの隣で横になりましたが…そのころから涙が止まらなくなったのでした…

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