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2011年10月 1日 (土)

あの日の事…その1

毎日、少しずつワンコ用具を整理しています。どうしても捨てられないものは、よく使っていたベッドや敷物、服、首輪でしょうか。捨てる必要なんてないので、大事にしまっておきたいと思います。特に老犬介護をしているときに毎日着せていたおむつカバーは思い入れが強いです。きれいに洗って大事にしまっておきました。ブレスエアーはひとつは私の枕に改造しました。半分に折って端を少し切りましたがカバーに入れただけ。枕は3~4個使い回ししていますが、立派に使えそうです。もう一つは母が持って帰り、やっぱり自作の枕の部品として使うとか。ほんの少し残ったブレスエアーもチコの魂が宿っているようで、おむつカバーや服と一緒に袋に保存しました。

今でも、一日に何度か【ミルクを作らなくちゃ】と考えることがあります。それに、買い物に出るときに息子に留守を頼むときに、【チコ頼むね!】と普通に言ってしまったし。晩御飯を食べながら、右斜め後ろに手を伸ばせばチコをトントンできたので、つい手が伸びたり、目がそこに行ったり…。気配なんか全然感じないのに、居る習慣がまだ離れません。長男は昼寝しながらチコの声が聞こえた気がしたと言うし…。次男は帰宅して部屋に入った時の第一声は必ず【チコ!】だったので、言っても居ないその感覚がおかしく、気持ちの整理ができていないようです。

あの日の事を、いつの日か記憶が薄れないよう、無くならないように記しておこうと思います。生々しい表現がありますし、チコが亡くなった姿も出てきますが、ご了承ください。

【9月26日(月)】

チコが亡くなる前日。お昼過ぎに人間の食品のぷっちんプリンをあげてみました。すでに数日前から固形物は一切受け付けなかったので、最後に食べ物として与えてみようと思いました。バナナぷっちんプリンでした。ロイヤルカナンの免疫サポートをミルクにしたもの、わんわんカロリー、そしてプリン。文房具売り場にある習字道具の小さなスポイトでやっとミルクとわんわんカロリーが飲めていました。割と飲み方の反応が良かったので、口を開かせてスプーンですくったプリンを口の中に落とします。喉元にプリンが落ちていくと飲んでくれました。

夕方もプリンを食べてくれました。ミルクもわんわんカロリーも。ペットスエットも飲んだかな…

そして、最後の晩餐は9月26日午後10時半過ぎだったでしょうか。このときは、ロイヤルカナンのミルクだけでしたが、作った分は全部飲んでくれたのです。嫌がることもなく、ちゃんと飲み干してくれました。全部飲み終わった時に携帯で撮った写真が、生前最後の姿となったのです。

なんだか『どう?飲めたわよ?』と言っているかのようなお顔に見えました。夕方にはプリンを食べたし、ミルクもきっちり飲んでくれたので(ニュートリカルもあげました)、まさか数時間後に亡くなるとは考えていませんでした…

その後、私の布団を敷き(パパは実家に泊まっていました)、いつものように隣にチコ布団を敷き先に寝かせておきました。『チコ婆や、闘っています』の記事を書き終えるかどうかのあたりが日付が変わるころでした…

【9月27日(火)】

午前零時ごろからチコの息づかいがおかしくなりました。こんな息づかいは聞いたことが無いというものでした。私は膝の間にチコを抱き、声をかけて喉元をなでてやることしかできませんでした。息子たちもそばに来て、チコをなでたり前足を握ったりしていました。

チコは首を激しく反らすので私が顔が上向きになるように支えてやりました。目は見開き、口を大きく開け、舌がピクピクと波打っていました。息を吸うことが大変な様子で、どこからともなく奇妙な音が響いていました。『この音なんだろう?どこから聞こえてるの?』と息子たちと会話をするくらい何とも表現のしようのない音がチコの首?胸元?口…?…そのあたりから聞こえていました。

いよいよかと思い、チコに『マルが来てくれるから大丈夫だよ、ちゃんとマルと一緒に行くんだよ。良く頑張ったな、お母ちゃんの事少しは褒めてくれる?』なんて事を言ったと思います。でも、その時は持ち直したのです。少し呼吸が落ち着きました。横たえても苦しくなさそうな感じがあったので、息子たちは自分の布団に行ったのです。

私は記事を仕上げてアップし、午前1時半ごろにはチコの隣に行きました。

ショッピングチャンネルを見ていたら、再びチコの息づかいが荒くなってきました。午前2時前くらいでした。チコの布団の隣でチコの首に手を添えてみたり、前足を握ってみたり…。午前2時5分頃、息の仕方が変わってきました。息の間隔が長くなり出したのです。今度こそ最後だと感じました。チコの耳に口を近づけて、お礼を言ったり、マルとちゃんと会うように言ったりしました。そして、マルのお骨入りカプセルを付けた首輪をチコの頭のすぐ横に置き、マルにもチコの道案内を頼んだのです。そろそろ息子たちを呼びに行かなくちゃ…と、思っていたのに…

はっと気が付くと午前2時15分でした。テレビの音は聞こえますが、隣のチコから息の音がしません。チコを一目見て逝ってしまったとわかりました。取り乱すことはありませんでしたが、何で最期の瞬間を見てあげられなかったんだろう、何でほんの5分くらいを寝ちゃったんだろうと、そのことが悔しくて声を上げた記憶があります。たぶん、チコに向かって突っ伏して寝ていて、私の手はチコの首元か前足を握っていたかのどちらかだったと思います。ほんの少しだけ起きていられずに、寝てしまった…眠くなかったと思うんだけど、なぜ寝てしまったんだろうとそれが頭から離れません。

息子たちを起こしました。亡くなるのを看取らせてやれませんでした…。まずはチコを労い、撫でて声掛けをしてやりました。おむつの中を確認したら、両方ともたくさん出てしまっていたので、3人で抱えてお尻をきれいに洗ってあげました。首輪を外してあげ、おむつも、おむつカバーも外してあげました。チコが一番良く着ていて、似合っていた赤い服を着せてあげました。長男がしばらく添い寝していました。次男は一日長く出かけるので、早めにチコに手紙を書いていました。あとは、明日の授業などに備えて寝かせた方がいいと思い、息子たちに寝るようにさせました。

私はチコの身の回りをきれいにしてやり、今年のチコの誕生日に買ってあげたベッドに寝かせ、チコが永眠した記事をアップしたり、マルにも持たせた家族4人とチコマルが映っている写真にメッセージを書いてそばに置いてやりました。午前5時ごろにチコの隣で横になりましたが…そのころから涙が止まらなくなったのでした…

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コメント

辛い中、様子をお知らせ頂きありがとうございました。
その後のともちんさんが気になり、日に何回もお邪魔していました。
ほんの少しの間、目を閉じたのはマルちゃんチコちゃんがそうしてくれた様な気が・・・
お母さんが一瞬目を閉じている間に、マルちゃんが迎えに来て・・・
二匹で仲良く、お母ちゃんゆっくり休んで〜
私たち幸せだったよ〜お疲れ様〜って
ホッペに(^ε^)-☆!!チュっ
さあチコ、一緒に行くわよ〜〜ついておいで〜(マル)

私はそんな想像をしました。(勝手にすみません)

投稿: パチ | 2011年10月 1日 (土) 22時42分

胸がぎゅっとなりながら読みました。
最後のミルク後写真、ミルクも飲んで
ともちんさんに抱っこされて本当に幸せ満足そうですね。

投稿: りか | 2011年10月 2日 (日) 03時41分

きっと、、マルちゃんが迎えに来てくれてたんだと思います。ともちんさんに、最後の悲しい瞬間を見せないようにしたのかも知れませんね

チコちゃんもマルちゃんと一緒に
虹の橋に向かって旅立ったのかなって思います

私の老犬が亡くなった時も、そうでした
ほんの少し目を離した瞬間死んでました

ワンコは、、飼い主に旅立つ姿を見せないようにする子が多いと言われてます

きっと、、悲しませたくないから・・

そんな気がしました。

また覗きに来ますね

投稿: アリンのママ | 2011年10月 2日 (日) 11時54分

命のバトン、しっかりと受け取りましたm(__)m
本当にありがとうございましたm(__)m

チコさんの様子を読んでいて胸が締め付けられて…。涙がまた止めどなく溢れてきました。

最期を見せなかったのは、チコさんやマルちゃんの魔法だと思います。
『お母ちゃん、寝たわよね?さぁ、そっと静かにいくわよ!!そうそう、王子様達にもちゃんとお礼を言ってからね(^^)d』なんてマルちゃんが言いながら走り出したのではないでしょうか…。

それが、チコさんのともちんさんへのいま出来た最良の優しさだったのではないかな〜

ともちんさん、王子様方、寂しいですよね。
お気持ち凄く分かります。
ゆっくりゆっくりでいいと思います。

また、チコさんやマルちゃんの事を教えてくださいね

チコさん、チコさん。
あたしよ。シエルよ。
チコさんからの命のバトンをしっかりと受け取ったよ
お母さん、泣きながらあたしにわんわんカロリーを飲ましてくれて、あたしゴクゴクと飲んだのよ。
チコさんとマルちゃんといつか一緒に飲める日がくると信じているわ。

本当にありがとうm(__)m
チコさん、お母ちゃんが泣いているね。
時々はいたずらをしに、お母ちゃんや王子様方のもとに遊びに来なくちゃね。
きっと驚くわよ。でもその前にすっごく喜んでくれるわよ。

チコさん、大好きよ。
ーシエルー

投稿: シエルママ | 2011年10月 2日 (日) 12時28分

ともちんさん、つら過ぎる文章です。。。
読んでいられないです。。。

マルちゃんもチコちゃんもいなくなった今のママの気持ちや最後の最後を看取れなかったというママの気持ちなど、つらくて読んでられないです。

ママさん、さみしさに押しつぶされないで下さい。
後悔していらっしゃることがあるみたいですが、チコちゃんは絶対おかあちゃん最後までありがとう。私幸せだった。ってお空から言ってるから。

あー!!!距離が憎いです。
お近くならすぐにでもおうちにお伺いして、ママさんを抱きしめて「大丈夫。絶対これでよかったって思える日が来る」って言いたいです。

投稿: ごはん*ごてんママ | 2011年10月 2日 (日) 21時07分

息子さんのお弁当・・・目当てにお邪魔し始めて・・・
マルちゃん、チコちゃん、可愛くて・・・

本当にお疲れ様でした

寂しくなりましたね・・・・
ご冥福をお祈りいたします。。。。

投稿: さいちゃん | 2011年10月 3日 (月) 18時46分

★パチさんへ
ありがとうございます。いつもご心配いただいてありがとうございます。
今思うと、私もそんな気がします。私には何か感じることや見えることは全然ないけれど、信じる心は持っています。そばにいてくれている、見てくれているという思いは常に持っています。チコのそばにマルの首輪を置き、お願いしたのはマルがちゃんと聞いてくれて、私に辛い場面を見せ無いようにしてくれたのかもしれないと…

あちらでは仲良くしてくれていることだと…思いたい(笑)。家族だった感覚を取り戻してもらって待っていてほしいです。ありがとう…


★りかさんへ
ちょっと生々しい記録になってしまって、ごめんなさいね。読んでくださってありがとうございます。
チコの生きた証として残してあげたかったです。
最後の写真、チコは見えていないはずなのに見えているような目をしています(^^)
時々、本当は見えてるのではと思うことがありました(^^)


★アリンのママさんへ
本当に、ちょっと不思議なくらいどうして寝てしまったのかと感じたんです。マルったら、お母ちゃんに魔法の粉を振りかけたのね。虹の橋では、仲のいいチコマルでいてほしいです。
本当の最期の瞬間をみたら、きっと取り乱していたかもしれません。
そうならないようにしてくれたのかもしれませんね。

モコさん、いつもありがとう…


★シエルママさんへ
命のバトン、お役に立っていますか?本当にあげたいなと思っていた方にもらっていただけて嬉しかったんです。

チコの最後の優しさ…最近になって受け止められるようになりました。チコとマルが一緒にしてくれたお母ちゃんへの配慮、私もそう思えるようになり、改めてチコマルへの愛情が深まりました。きっと待っていてくれる、絶対に会えると確信しています。

長男は何ともなさそうな感じにしているけれど、態度に出さないだけなんだとよくわかっています。次男は私に似てメソメソするタイプなので…。なんてったってチコの王子ですからね(笑)。お兄ちゃんたちの事も見守ってもらわないと。しばらくはチコ話が続きますけど、お付き合いくださいね。

シエルさん…おーい、お空からなんだけど聞こえるかしら、私チコよ~~~。
命のバトン、がっちり受け止めてくれたのね、よかったわ。ゴクゴク飲めたのね!やっと暑さから解放されたんだものね、たくさん寝て体力温存しなくちゃね!いつの日か、私たちと一緒に豪華な熟女会をするのよ。そこにはたくさんのご馳走があるの。人間界では食べちゃいけなかったものもみんな食べられるのよ。でもワインの代わりはやっぱりわんわんカロリーね。その時はシリンジなんかいらないの。自分のお口で豪快に飲めるのよ~。マルなんか飲んだことがないものだから、お口の周りを黄色に染めて飲んでるのよ。
そのお楽しみは、まだ先のいつか…だからね。よく心にとめておいてね。

お母ちゃん…泣いてばっかりなのよ、困ったわ。でもね、昨日パパとお話しして何か一つ希望が見えたって言ってたわ。私にはなんとなくわかるの…良いことだと思うわ。お母ちゃんが元気になるために必要な事だから。まだ、私の49日が終わってから…なんて言ってたけどね(^^)。お母ちゃんは鈍感だから私たちがウロウロしていてもわかってくれてないのよ。今度夢に出て叱らなくちゃ。

シエルさん、秋の味覚はぜひ食べてちょうだいね、応援しているから!大好きなシエルさんへ、チコより。


★ごはん*ごてんママさんへ
ごめんね、ごめんね。心の整理の為にも記録しておきたかったの。
忘れたくなかったから。
2匹が居た幸せが、1匹の幸せになり、その1匹を懸命に介護をする幸せを得て…そして全部がなくなる…。そこには本当に言葉に表せないほどの空虚感がありました…。
今、それをどう脱するのか必死で考えています。少しだけ答えが見えてきたけれど…それはまたいつか…

本当に近所だったら毎日会っておしゃべりしてそうですよね(^^)。私ね、友達とハグするの全然大丈夫なんです(笑)。抱きしめてもらったらお返しにほっぺにチューしてしまうかもしれません。ありがとうね…いつも心配してくれて…。


★さいちゃんさんへ
初めまして、コメントをありがとうございます。

お弁当の記録とワンコ話でごちゃまぜなブログですけど、私が出来たことの思い出を残す大事なところです。これからもきっと続けていきます。
しばらくはさみしい内容ばかりになりますが、どうぞよろしくお願いいたしますね。

投稿: ともちん | 2011年10月 8日 (土) 00時21分

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